平成16年7月7日に熊野古道伊勢路を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコ世界文化遺産に登録されてから10年を迎え、登録記念日の前日となる来る7月6日(日)13時30分より熊野市民会館ホールおよび周辺で「熊野古道世界遺産登録10周年オープニングイベント」が開催されました。 13時30分より熊野市民会館ホールで「記念式典」が始まり、式典のトップを熊野鬼城太鼓の迫力ある和太鼓の演奏が努めました。 その後、三重県知事、熊野市長などから祝辞があり、これからも三重県と各市町で連携しながら熊野古道の情報発信をおこなっていきましょうなど、今後も協力しながらPRに努めていくことを確認していました。 その後、熊野古道の世界遺産登録に大きく関わって来た紀北町の小倉肇氏と熊野市の花尻薫氏による世界遺産登録10年間の歩みをスライドを見ながら振り返りました。 その後、関係者らによるくす玉を割りがおこなわれ、今回の記念講演「伊勢と熊野 二大聖地を結ぶ熊野古道伊勢路」がおこなわれました。 記念講演では、宗教人類学者の植島啓司氏と文筆家 皇學館大学非常勤講師 千種清美氏による対談となりました。 植島啓司氏は、熊野は他には類をみない特殊な地であること、世界遺産登録されていない場所にも原始的な神を祀っている場所が存在し、その場所を含めとても魅力ある地であることを話してくれました。 千種清美氏は、熊野古道が世界遺産登録される前から紹介の冊子を作るため歩いて回ったこと、歩いている中から自然の素晴らしさを感じたことなどを話しました。 その後、地元の高校吹奏楽部によって熊野古道のテーマ曲「熊野古道賛歌」が尾鷲高校生と木本高校生による合同で演奏がおこなわれました。 最後には、三重県住みます芸人『カツラギ』も参加しての抽選会がおこなわれ終了しました。 会場となった熊野市民会館ホールの外、熊野市記念通り商店街では16:00〜19:30まで「食の幸フェスタ」が開催され、雨の中訪れた人は束紀州・県内のグルメを楽しみながら過ごしました。 この日の最後を締めくくったのは、七里御浜海岸での歓迎花火打ち上げ。 20:00から約15分、打ち上げ花火や鬼ケ城の自爆花火、そして500mのナイアガラと迫力ある熊野の花火を楽しめました。 熊野古道世界遺産登録10周年となる今年度は、これからいろんな参加イベントが用意されています。 「くまどこ」などからチェックしながら、お好みのイベントを見つけて参加して熊野を楽しんで下さい。
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オープニングを飾った熊野鬼城太鼓の迫力ある和太鼓の演奏 |
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