12月22日(日)午後1時から二木島史跡巡りツアーは行われました。 遠くは富山県からの参加者もあり12人が快晴の二木島路を案内人の中高生と歓談しながら歩きました。 最初の鯨供養塔では、実際に鯨の骨を触らせながら、「これは何ですか?」と、生徒が問題を出し、参加者から答えを引き出していました。江戸時代から鯨が盛んに捕れた地域であることも説明していました。 2番目の東南海地震津波到達地点の碑と津波地蔵では、過去の津波被害を形に残し、身を守ることができるようにと印し、人々に伝えていった証であると力説していました。次に旧荒坂小学校では荒坂小出身の生徒が校歌をうたい、134年の歴史を呼び起こす息吹を吹き込んでくれ、歴史に刻まれた校舎も誇らしそうでした。 二木島港では湾内や名勝楯ヶ崎をバックに記念撮影を行い親睦の輪を広めることができました。また、建立されて187年経っている唐人塚は、今でもきれいに掃除されており、町の人たちがお墓を守り抜いてきたことがよくわかり、まるで歴史の生き証人のように湾を見下ろしながら鎮座している様子に参加者たちも感心していました。 最後に鯨解体工場跡では、シロナガスクジラの長さ(25m)を実際に計測し、その大きさにみんなが目を見張っていました。江戸時代から大正初期まで鯨漁が盛んであり二木島港を中心に栄えていました。 今回の参加者は、この地に来たことが初めての人が多く、生徒の説明に聞き入って、熱心にメモをとっていました。 主催者である過疎からの脱却を目指すグループ(代表:久保玄理)では、「また来年も形を変えながらツアーを実施したい。」と話していました。 ※過疎からの脱却を目指すグループ 久保玄理様より投稿
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