4月29日(金)みどりの日の祝日、晴天の海山町銚子川魚跳渓谷で「第6回魚跳渓谷アマゴ釣り大会」が行なわれた。昨秋の台風による水害で銚子川の様子が変貌し、一時は開催も危ぶまれた。しかし、幸いにも被害が少なかった流域に限定して、開催することができた。 受付開始は8時20分からだが、受付順に並んで釣り場に移動することもあり、良いポイントを探して早く釣り始めるために、早朝から参加者が続々と「種まき権兵衛の里」に集結した。遠方からのエントリーも多いこの大会だが、近隣・遠方を問わず常連の人も多い。「今年は息子と参加」と親子でエントリーする人、「一年、これに懸けてきた」「今日は優勝しに来たぞ」と勢い込んでいる人など様々。 釣り場に移動すると、手際良く準備してポイントを探して釣り始める。水は澄みきっており、放流されたアマゴの姿がはっきり見えるところもあるが、そう簡単には釣れない。スタッフの助言や他の人の様子を見て、ポイントを移動・ひたすら同じ場所で粘る・道具やエサを変更など、作戦を練ってそれぞれ納竿の正午までアマゴに挑み続けた。 水量が少ないこともあり釣果は厳しい結果に・・・。それでも40匹釣り上げた人や、ジュニアの部でも22センチを超える大物を釣り上げる人もいた。集まるギャラリーと緊張の面持ちの本人に確認してもらいながら、サイズ・匹数をチェックする検量は大いに盛り上がった。検量が終わった人たちは、少々疲れた様子や残念そうな表情の人もいたが、釣り好きの集まり。タバコやビールを片手に、釣り談義に花を咲かせていた。 全員の検量が終了すると、スタッフが集計して表彰。参加者たちはゴールデンウィーク初日のイベントが終了し、「また来年」と声を掛け合い解散した。中には、「このままでは帰れない」「リベンジ」と、昼食後に再度チャレンジする人もいたが、放流したアマゴのすべてを釣り上げるのは困難だろう。このゴールデンウィーク、銚子川ではアマゴの釣果が期待できるかも。 <大会の結果(敬称略)> ● 一般の部 大物賞 名古屋市 村瀬 滋 23.3センチ 大漁賞 1位 尾鷲市 岡崎 五洋 40匹 2位 名古屋市 内山 秀之 12匹 3位 名古屋市 村瀬 滋 11匹 4位 四日市市 松本 末利 11匹 5位 鈴鹿市 谷口 勝範 10匹 ● ジュニアの部 大物賞 尾鷲市 川内 絢斗 22.2センチ 大漁賞 1位 尾鷲市 川内 絢斗 1匹 2位 尾鷲市 池本 貴宣 1匹
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