紀伊長島区東長島(井ノ島地区)の地蔵院で伝統の盆踊り行事「地蔵踊り」が8月24日(土)18時半頃から行なわれました。 「地蔵盆」とも呼ばれるこの祭りは、曜日に関係なく毎年8月24日の地蔵盆の日に行われています。 当日は境内に櫓(やぐら)が組まれ、日が暮れ始めた頃から最初、本殿前で念仏太鼓が行われたあと櫓に男衆がのぼり、前半はおなじみの「炭坑節」と「紀伊長島踊り」の曲がテープで流され、子ども達と大人が輪になって太鼓(やぐら太鼓)の音色にあわせて踊りました。 途中の休憩では子ども達にはジュース、大人達はビールなどが配られ歓談しました。 夜も更け20時を過ぎると子ども達は帰り時間となり踊りの輪は大人だけとなると、男衆の生歌と太鼓による「江州音頭」が始まり軽快な調子で皆さん大きな輪となって踊りました。 そして20時半からは多少、調子が変わりこの地に伝わる伝統の「まるけ踊り」になると踊りが比較的簡単な江州音頭と異なり、ちょっとコツがいるためかやや輪が途切れるぐらいの踊り手となりましたが、皆さんベテランの踊り手に合わせて伝統踊りを踊り尽くしました。 なお紀伊長島区では、この地蔵踊りが8月の夏祭り・盆踊りの最後となります。 ※地蔵盆 地蔵盆とは地蔵菩薩の縁日(毎月24日)でありなお盆期間中でもある旧暦8月24日に向けその宵縁日を中心とした3日間の期間を指します。例年8月24日。
■地蔵踊りの模様(スライドショー) ※ご覧いただくにはActiveXの導入が必要です。導入できない場合はココをご覧ください。 ■江州音頭@地蔵踊り(YouTube動画)
■まるけ@地蔵踊り(YouTube動画)
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かつて紀伊長島区各地で8月24日の地蔵盆の日に行われた踊りは現在は、東長島の地蔵院と島原の下地地区でしかおこなわれなくなりました |
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境内の櫓には男衆がのぼり太鼓と軽快な唄で踊りをリードします |
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