キャンプinn海山で16日(土)〜17日(日)にかけて、宿泊者限定イベント『野草を使って「あら、おいしー!」』が実施された。 ここ数日のお天気で、待ちに待ったイタドリが採り頃。朝から近隣の人たちも採りに来ていたが、ポイント付近でスタッフが朝早くから草取りをしながら「ごめんねー。今日イベントがあるもんで、ここは勘弁してー。」と死守。山の恵みは皆で分かち合うことが大切。近隣の人たちの理解と協力を得て、無事にイベントが開催された。 イタドリはたくさん生えているが「食べ頃」がわからない。まず、イタドリ名人のキャンプ場清掃スタッフ、通称「みっちゃん」から見分け方を説明してもらう。参加者は緩い傾斜地に散り、腰をかがめて目を皿のようにしながら採取。ポキッと音を立てて折れるので、とても嬉しくて楽しい。大人も子どもも夢中になって、あちこちで「ポキポキ」「ポキッ」と軽快な音を立て、あっという間に買い物かご3個分を採取した。中にはオマケの蕨(わらび)か薇(ぜんまい)のようなものも含まれていた。 次はバーベキューハウスに移動して下処理。皮を剥いて、食べやすい大きさに「ポキッ」と折る。アクが抜けやすく味もしみこみやすくなるように、少しつぶすように押さえる。ここでもまた「シャリ」「シャキ」と良い音が。。。美味しそうな音に「ちょっと酸っぱい」と言いながら生のまま味見をする人も出てきた。楽にスルリと皮を剥く裏技も伝授してもらい、試した一人が「お〜っ」と言えば、他の誰かがまた試して「あ〜ホントに簡単!」と感激。「家で一人でするのはイヤだよね。できないよね。」という下処理も、みんなでワイワイしているうちに楽しく終了。下茹も名人みっちゃんの「これぐらい」「こんな感じ」と見本を見て、ほぼ全員が体験。すぐに調理して食べたいところだが、この日はここまで。キャンプ場内の湧き水に一晩さらしてアク抜き。 翌日、名人みっちゃんの指導で、きんぴら・酢味噌和え・煮物・漬物・味噌汁の5品が次々と出来上がった。作りながら、食べながら「恐るべしイタドリ!」の言葉が何度も参加者の口から出た。イタドリは山奥に行かなくても公園や道端にも生える身近な野草だ。このイタドリが食べられることは知っていても、下処理や調理方法を知っている人は少ないのでは?しかも「季節の物だから・・・」と苦いのや青臭いのを我慢して食べるのではない。美味しくてバクバク食べてしまうのだ。みっちゃんとイタドリのファンが確実に増えた2日間だった。 キャンプinn海山
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動画のURL:http://www.kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=91
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