2月9日(土)16時より熊野市紀和町の丸山千枚田において「大年まつり」が開催されました。 この祭りは、昭和25年まで毎年2月3日の夜に丸山神社で行われていたまつりで、田起こしや畦そりなどの農作業が始まる前に、農作業の無事と五穀豊穣を願った祭りです。 丸山の人が丸山神社に炒った豆を供え、供えてあった豆をたばり、火を囲んで豆を食べながら大人はどぶろくを飲み、子供は鬼ごっこして遊んだと伝えられています。 その「大年まつり」を現在(いま)の丸山千枚田らしいカタチで復活させ、かつての神々への信仰と地域の食文化も伝えながら、多くの人が集うことにより、地域を盛り上げる目的で、紀和町のボランティア団体「紀和町ふるさとボランティア」が主体となりこの度、実施されることになりました。 寒い1日のなった2月9日ですが、会場となった丸山千枚田にはライトアップされる棚田を写そうと多くのアマチュアカメラマンやコンサートなどを楽しもうと訪れた人で賑わっていました。 昔おこなわれたいた通りに開始の午後4時に丸山神社へ参拝。そこで炒った豆をいただき食べたりしました。 17:10 かがり火 点火、そしてコンサートが始まりました。 最初に入鹿中太鼓クラブ演奏がおこなわれ、続いて熊野の千春(下和田貞明) ミニライブ。 そして午後6時頃に丸山千枚田と大岩がライトアップされました。 コンサートの最後は、熊野鬼城太鼓による和太鼓の演奏。丸山千枚田に迫力ある和太鼓の音が響き渡りました。 イベント最後に豆まき・餅ほりがおこなわれ終了しました。 会場では、「甘酒」などが振る舞われ、暖をとりながら今年復活した「大年まつり」を楽しみました。
|
|