紀州に春を告げる「尾鷲ヤーヤ祭り」が今年もこの2月1日(金)午前0時の「扉開き」から、2月5日(水)の「例大祭」まで5日間にわたり行われました。 そのうち祭事の一番の呼び物であるこの白装束の男達による迫力ある“練り”は2日晩から始まり、4日までの毎晩19時半頃からその年の祭りの当番となる3つの祷務町(川原町、新町、坂場町)の祷屋に旧尾鷲20町から各町の若者衆がそれぞれ出向き、チョウサじゃ」のかけ声とともにケンカの様な激しい揉み合う「練り」を行いました。 レポーターは3晩とも手伝い町の一つである中井町の一員として壱番祷、弐番祷、参番祷の順に練りに参加しました。 それぞれの祷屋前では道幅や家屋を練りから守るための丸太で作られた柵である矢来(やらい)の組み方、町並みなどに違いがあり、それぞれ大いに楽しめました。 レポーターとしては特に弐番祷の新町での練りが道幅が狭く練ると身体が上に浮き上がる感が強くて特に良かったです。 各祷屋前では多くの見物人が集まり矢来の外から男衆達に声援を送っていました。 ■ヤーヤの練り【川原町】(YouTube動画)
■ヤーヤの練り【新町】(YouTube動画)
■ヤーヤの練り【坂場町】(YouTube動画)
そしてその日の練りが終わると尾鷲魚市場にあるまり各祷務町の男衆は素っ裸になって海に飛び込む「垢離かき(こりかき)」を行い大いに盛り上がりました。 ※垢離かき(こりかき)
0017yaya ■平成25年尾鷲ヤーヤ祭(練り・垢離かき・宮上がり)の模様(スライドショー) ※ご覧いただくにはActiveXが必要です。導入できない場合はココをご覧ください。 5日目の例大祭の模様は別レポートでご報告します。 ◇平成25年祭礼の祷務町(祷屋)について 今年の祭礼の当番の町となる梼務町は壱番・川原町、弐番・新町、参番・坂場町です。各祷屋は下記のとおりです。 ○壱番祷 川原町 (祷屋・練り会場)壱番祷屋前<港町11-24>【地図】
川原町祷屋前 ○弐番祷 新町 (祷屋・練り会場)弐番祷屋前<林町9-36>【地図】
新町祷屋前 ○参番祷 坂場町 (祷屋・練り会場)参番祷屋前<宮ノ上町4-5 坂場町クラブ 前>【地図】
坂場町祷屋前 ※ヤーヤ祭り関係図 ◇2月2日〜4日の神事について ・夜19時半頃 ヤーヤ練り(各祷屋前) 2〜4日は祷務町(※)の練り場に各手伝い町が集合し、白装束をした男衆達が激しくぶつかり合います。 ■平成25年尾鷲神社祭礼・各祷屋前練り(手伝い町) ○平成25年2月2日(日)【練り1日目】 ◇壱番祷(川原町) 矢浜町(30名)、中井町(15名)、向井町(20名)、南町(10名)、天満町(15名)、高町(10名) ◇弐番祷(新町) 北浦町(20名)、今町(20名)、知古町(10名)、大曾根町(15名)、新田町(25名)、北町(10名) ◇参番祷(坂場町) 野地新町(10名)、堀町(10名)、林町(50名)、野地町(20名)新川原町(5名) ○平成25年2月3日(月)【練り2日目】 ◇壱番祷(川原町) 野地新町(10名)、堀町(10名)、林町(50名)、野地町(20名)新川原町(5名) ◇弐番祷(新町) 矢浜町(30名)、中井町(15名)、向井町(20名)、南町(10名)、天満町(15名)、高町(10名) ◇参番祷(坂場町) 北浦町(20名)、今町(20名)、知古町(10名)、大曾根町(15名)、新田町(25名)、北町(10名) ○平成25年2月4日(火)【練り最終日】 ◇壱番祷(川原町) 北浦町(20名)、今町(20名)、知古町(10名)、大曾根町(15名)、新田町(25名)、北町(10名) ◇弐番祷(新町) 野地新町(10名)、堀町(10名)、林町(50名)、野地町(20名)新川原町(5名) ◇参番祷(坂場町) 矢浜町(30名)、中井町(15名)、向井町(20名)、南町(10名)、天満町(15名)、高町(10名) ・20時半頃 垢離(こり)かき (尾鷲魚市場)【地図】 各祷務町ごとに尾鷲魚市場【地図】で全裸になった男衆が海に飛び込む垢離かきを行います。 21時頃〜21時30分 尾鷲神社参拝 (尾鷲神社)【地図】 垢離かき終了後、各町が尾鷲神社に集まり参拝します。 ▲トップに戻る ■平成25年ヤーヤ祭り関係図
より大きな地図で 尾鷲ヤーヤ祭り(平成25年)関係図 を表示 ▲トップに戻る ■尾鷲20町(※)の提灯図柄
※現在の町名とは異なります。 ■尾鷲20町の現在の位置図
より大きな地図で 尾鷲旧20町 を表示 ※おおむねヤーヤ祭りの祷務町の際の練り場となると思われる箇所にマークを付けています。 ▲トップに戻る
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練りが終わると各祷の男衆が魚市場から海へ飛び込む「垢離かき」をし、尾鷲神社に参拝します |
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