1月19日(土)と20日(日)の2日間で熊野古道と尾鷲の漁業現場で学習する参加体験型の「熊野古道とアクアカルチャー」モニターツアーが(協)尾鷲観光協会主催で開催されました。 募集定員8名のところに27名からの募集があり、抽選によって三重県、和歌山県、愛知県の方9名が選ばれツアーに参加しました。 19日(土)ツアー初日は、午前11時に尾鷲駅に集合し、昼食後熊野古道「馬越峠」を橋本博さんのガイドによって歩きました。 紀北町海山区の鷲毛登り口からスタートとなる熊野古道「馬越峠」へ登る前に準備運動のストレッチをおこない、出発しました。 お天気に恵まれ、「馬越峠」から天狗倉山へと進み、眼下の絶景や大台山系の雪をかぶった山々を楽しみました。 天狗倉山では、スタッフの用意されたコーヒーが振る舞われ、喫茶「天狗倉山」で一息ついて降り、その後夢古道おわせのお風呂を楽しみ、この日は終了しました。 1月20日(日)は、早朝の午前6時に集合して船で尾鷲湾へと出発です。 まだお日様の登らない海、冷たい風がほほを刺しますが、赤く染まり始めた海と回りの美しい景色に見とれてしまいます。 この日の初めは、定置網漁の見学です。定置網漁見学中に水平線からきれいな日の出も見られ、参加者の方はきれいな朝日にも感動していました。 その後、仕掛けていた「タコかご」を引き上げました。仕掛けた「タコかご」には、アナゴが2匹、大きなタコが2匹かかっていました。 そこからぶり養殖場へ船を移動させ、ブリの餌やり体験をしました。 ブリ養殖場や餌の説明がおこなわれたあと、養殖場へ向かって餌を投げ入れました。水温が低いので海面までは上がってきてくれませんでしたが、水中に翻る銀色のブリの姿を見ることができました。 そしてお楽しみの一つ、船上でのブリトロ試食。参加者のほとんどは魚大好き!おいしく柔らかくとろけるブリのトロの部分を一気に食べてしまいました。 船上での時間が終わり、尾鷲港に戻ったあと朝食となり、その後尾鷲物産(株)のブリの加工工場を見学しました。 機械化されたオートメーションと多くの人の手によって作られて行くブリの切り身や、食品の安全管理について見学が出来ました。 場所を熊野古道センターに移して、 栗藤 和治さんによる海のレクチャーを受けました。 尾鷲の海の状況や、漁業・ぶり養殖の歴史や仕組みについて学び、最後はロープワークについて学びました。 1本のロープが結び方を学ぶとこんなに便利に使えるんだ・・・と熱心に何度もトライしていました。 このツアー最後の体験は、干物づくり。 アジとイカを干物にしました。時間が限られているので干すことを短縮する作り方を教わり、大人も子どももみんなで一から魚をさばき、翌朝が食べごろとなる干物を作り上げました。 2日間に渡る尾鷲の世界遺産 熊野古道と海の体験を満喫し、参加者の方々は帰路につきました。 ◆関連リンク 協同組合 尾鷲観光物産協会
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