12月9日(日)9時から14時30分まで尾呂志学園小・中学校(多目的ホール)(御浜町上野535ー5)にて尾呂志の歳時記「恋しよ おろし」発表会が開催されました。 この尾呂志の歳時記「恋しよ おろし」が生まれるに至った経緯は、三重県の「美し国おこし・三重」実行委員会で、平成23年度から「人と地域の絆づくり」を理念に「地域の誇り・地域の夢」をテーマとして、「物語おこしプロジェクト」を展開してきました。 このプロジェクトは、県内各地域の歴史や逸話・いわれなど、様々な「物語」を地域資源として掘り起こし、地域づくり活動に生かしていくことで、人と地域を元気にしていくプロジェクトです。 当プロジェクトに選定された、尾呂志地区活性化プラン推進委員会では、活性化プランの一つとして、地域全体で「みんなでやろらい!未来へ伝える「尾呂志の歳時記」づくりプロジェクト」を立ち上げ、今年7月と9月に地域内外の方々と「尾呂志のお宝見つけよ会」を開催し、尾呂志の文化や魅力の再発見を進めてきました。 この度、それらの成果を元に、尾呂志の米づくりを中心とした四季や地域の「お宝」を歳時記「恋しよ おろし」として取りまとめました。 また歳時記の名前は、尾呂志の言葉で尾呂志に「来いしよ」(来なさいよ)という意味と尾呂志に「恋しよ」(恋してください)の二つの意味を込めて、地域の皆さんが名づけたものです。 今回、完成した歳時記を地域内外の皆さんにお披露目するために、尾呂志学園をお借りして「尾呂志まちあるき」や「おろしのおにぎり」試食会、会場には、昔の遊びや懐かしい農機具・民具などの体験・展示コーナーが設営されておこなわれました。 午前9時に「恋しよ おろし」発表会が始まり尾呂志地区活性化プラン推進委員会の浦中さん、亀田さんの挨拶がおこなわれ、尾呂志地区の皆さんが話し合って出てきたいろんなお話やお米にまつわる話が詰まった歳時記の「除幕式」がおこなわれ、会場の皆さんに初めてお披露目され、配布されました。 その後「尾呂志まちあるき」が午前9時20分ごろから始められました。尾呂志地区のコースで作られた健康ウォーキングマップを持ちながら、約4.5kmを歩きました。この日は冷たい風が吹き、雪が時雨れてくるようなお天気でしたが、それでも美しい尾呂志の山並みや史跡等を見ながら回りました。 途中、さぎりの里でおこなわれた感謝祭にも立ち寄り、あたたかなぜんざいの振る舞い等を受けました。 会場内に用意された昔の子どもたちが遊んだコマやヨーヨーの他に、もっとも興味を引いたのが「こぶと」や魚をつくための道具でした。 精工にできている道具は、とても子どもの遊びから出来たとは思えない出来でした。 今では、これはどんな時に使われた農機具だろうと思う「懐かしい農機具・民具のコーナー」でも、懐かしい話が出ていました。 牛を操るのに使った道具は、説明を受けて納得しましたが、ただ置いていると???といったものでした。 この歳時記は、B5サイズ 16ページで構成されており、尾呂志で育つ米の美味しさをひもといたものとなっています。これからお米の販売や、尾呂志地区の敷きを通じてみられる美しい風景や自然などを知ってもらうためのツールとして活用されていきます。 ◆配布先 (1)さぎりの里 農産物直売所(御浜町上野)電話05979-4-1414 (2)いっぽいっぽ(御浜町川瀬)電話05979-4-1158 ※「恋しょ おろし」製作協力金として当委員会に一部あたり100円の御寄付をお願いいたします。 ●製作協力金について これから「恋しょ おろし」をより発展させていくための製作経費に当てさせていただきます。どうか御理解と御協力をお願い申し上げます。 ◆関連リンク 美し国おこし・三重
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