熊野市木本町にある木本神社【地図】で秋恒例の例大祭が10月6日(土)に宵宮祭、10月7日(日)例大祭がおこなわれました。 両日とも秋らしい良いお天気に恵まれ、木本町内を御神輿、六法(方)行列、よいや、子どもみこし、元宮太鼓が練り歩きました。 木本町は、江戸時代に紀州徳川家の本藩公領地として『奥熊野代官所』が置かれ、熊野地方(熊野川以東から三重県北牟婁郡紀北町)の中心地として栄えた町です。木本神社は、もともと「若一王子権現」(“若一王子”は天照大神を意味します)と言われ、新田地区にあったものを現在地に遷座したと言われています。 慶長13年(1608年)の遷宮棟札が現存しており、その頃から祭礼が行われています。 祭りのトップを行くのは、暴れ神輿。今年は若い衆120名が豪快に神輿を引き、町中を暴れながら引き回し、迫力ある神輿に大きな拍手が送られていました。 また、よいやの力強い担ぎや、子供神輿のかわいらしさ、六法(方)行列の独特の雰囲気は、木本祭りならではの名物です。 元宮太鼓の子どもたちの太鼓が祭りの雰囲気を盛り上げ、木本神社を出発して、稲荷神社へ到着後、神輿は浜担ぎがおこなわれ、熊野灘の海水で清められ、木本神社に再びおさめられます。 長い時間をかけておこなう祭りとしても、この地方では数少ないものですが、いつまでも続いて欲しい祭りの一つです。 <日程・スケジュール(予定)> ■10月6日 宵宮祭(例大祭前日) 宵宮は、 ダンジリ 19:30<木本神社着> 六法行列 20:15頃 よいや 20:35頃 子供神輿 20:40頃 元宮太鼓 20:45頃 の順で木本神社に集結 ■10月7日 例大祭(時間はあくまで目安です) 8:00 「稲荷山車」が御神輿を迎えに木本神社へ出発 各地区の山車が随時木本神社に集合 9:00 神事(祝詞奏上、浦安の舞、玉串奉典、御神輿への神移し) 10:45 「稲荷山車」が“御旅所(稲荷神社)”へ出発 11:00 「御神輿」出発 11:15 「六法(方)行列」出発 11:30 「よいや」出発 11:45 「子どもみこし」出発 12:00 「元宮太鼓」出発 16:00頃「御神輿」が“御旅所”から出発“浜担ぎ” 22:00頃「御神輿」が木本神社に到着 ◆熊野市百科大事典:木本神社 祭礼 ◆2011年の模様(くまどこイベント報告)
◆2010年の模様(くまどこイベント報告)
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