第24回目を迎えた「紀和の火祭り」が、熊野市紀和町小川口・北山川河川敷を利用した会場で来る8月4日(土)18時から開催されました。 当日は、台風11号の影響で朝から時折雨が激しく降ってくるお天気でしたが、午後から安定し、イベントの最中は少し雨が落ちる程度で、最後まで紀和の火祭りを楽しむことが出来ました。 この祭りの見所は、やはり「柱まつり」と、北山砲、打ち上げ花火等が楽しめることです。 メインの「柱まつり」では、高さ約20メートルの柱に取り付けられた「竹籠」をめがけて、玉入れの要領で燃える松明の紐を回しながら投げ入れる昔から受け継がれている伝統行事の一つです。 この「柱まつり」の子供バージョンが午後6時30分より始まり、松明ではなくボールに紐をくくって同じ要領で回転させ籠の中に入れます。 その後、コーラ早飲み大会、夢輝のあさんスペシャルコンサートと続き、会場が盛り上がったところでかがり火点火され、紀和の火祭りの開始です。 迫力ある北山砲に点火され轟音が響き渡ると、瀞流太鼓の演奏がおこなわれ、「柱まつり」が始まりました。 今年は、なかなか松明が入らず、籠がどんどん下げられて行き、もう少しで入りそうな一投があるたびに会場からは「あ〜〜」というため息が。 最後に松明が入ると、籠の中の花火が炸裂して、打ち上げ花火・ナイアガラ点火がおこなわれ、今年の祭りは終わりました。 ※北山砲とは 江戸末期、天誅組(尊皇攘夷派)の挙兵が8月17日で、五条(奈良県=当時は天領<幕府直轄地>)の代官所に攻め入りました。ところが翌18日に政変が起こり(このときに新撰組の名前がつきました)、大義名分を失った天誅組は南下しました。その時、熊野の住民は反乱勢力の進入を阻止しようと、北山川に木でできた大砲を据えて待ちかまえました。 結局、天誅組は南下してこず、準備した大砲も使うことなく朽ち果てましたが、その時の木で出来た大砲を地域活性化のため、復活させました。 ◆2012年の紀和の火祭り プログラム 18:00 夜店開店 18:30 子ども柱まつり 18:50 コーラ早飲み 19:20 夢輝のあさん、スペシャルコンサート 20:00 市長あいさつ 20:10 かがり火点火 20:15 北山砲 20:20 瀞流太鼓 20:45 柱まつり 21:15 打ち上げ花火・ナイアガラ点火 ◆関連リンク ●2008年 紀和の火まつり ●2007年 紀和の火まつり ●東紀州百科事典>>紀和の火まつり
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