4月3日(日)午前、キャンプinn海山の宿泊者限定イベント『まるちゃんと一緒に「キャンプinn海山にビオトープをつくろう」』が実施された。 「まるちゃん」とはキャンプinn海山の常連客の一人で、一級ビオトープ計画管理士の資格を持つ丸山氏。地元で環境保護活動をしている田上氏とともに、今回のイベントを担当した。 キャンプ場の木工アート広場横には、もともと池があった。この池はコンクリート製で池は施設の「景観」として存在していたが、これらの周辺を散策しながら水生昆虫や小魚・水草などを鑑賞・観察ができるような空間にしていこうと計画。ヒメボタルは施設内でも見られたが、観察できる期間が一週間程度と短く、この期間にちょうど宿泊した利用者しか観察できなかった。今回「できたらゲンジボタルやヘイケボタルが来るようになればいいなぁ」という想いが込もっている。そんなビオトープを「時間をかけて宿泊者らみんなと一緒につくっていこう」ということで、今回はその第一回目となった。 挨拶のあと、ビオトープと本日の作業計画を説明。参加者は「自分の家にも池を造りたい」「水生昆虫や植物を飼っている」という人たちで、いきなり質問が相次ぎ、見本のホタルの幼虫やホタルの餌となる巻き貝の一種であるサカマキガイを見ると、大人も子どもも大盛り上がり。 場所を移して川でホタルの餌となる巻き貝の一種であるカワニナ捕り。日当たりが良く水かさも低い川の水は温かく、大きく成長したカワニナがたくさん。エビやカニも見つかり川遊びを堪能した。 キャンプ場に戻って、あらかじめ用意した木箱に土を入れ、そこに水草を植えて木箱ごと池に沈める。キャンプ場の池の水温はかなり低い。カワニナはこの水温に慣らすためにしばらくバケツごと池に浮かべ、時間を置いて池に放した。今後、水草が根付きカワニナが増えた頃を見計らって、第二弾を企画する予定とのこと。 キャンプ場は昨年秋の水害で、リバーサイドはまだ修復作業中だが、利用可能な施設で営業中だ。暖かくなって宿泊者向けのイベントもたくさん企画されている。桜も咲き始め、緑が豊かになるこれからの季節、キャンプ場はアウトドア好きたちで賑わう。 キャンプinn海山
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