3月21日(祝)、第3期東紀州活性化大学院の勉強会が実施された。今期のテーマ「東紀州に残る古き良きもの〜その発見と保全〜」に沿って、院生一人ひとりが調査対象となる地域資源をピックアップして事前調査を実施。毎月交代で順に現地調査を実施し、メンバー全員で保全等について検討、調査結果と共に報告書としてまとめていく。 午前は第2回目の現地調査。場所は紀伊長島の有久寺温泉。温泉(冷泉)としての古さはもちろん、日本でも数少ない自然湧出泉だ。隣接する有久寺や波切不動滝など周辺を見学し、源泉湧出地の見学や実際に入浴も行なった。 この日は宿泊者・参拝者・源泉を汲みに来る人・日帰り入浴者・我々9名と、たくさんの人が訪れ、山奥の「秘境・秘湯」と言われる有久寺が、ずいぶんとにぎわいを見せていた。 午後からは場所を移して、午前の現地調査を踏まえて意見交換。確認漏れや新たな課題の指摘もあり、今後も継続調査や確認を進めると共に、資料のまとめ作業にも着手する。次回の予定について話し合った後、プレゼンテーション講座。過去の講座で学んだ5つのポイントを復習し、より完成度の高いプレゼンテーションを実施するための、コンセプト・ワークを実施した。具体的なことはピックアップできても、それらを目的に沿って一貫性を持って、聞き手にわかりやすく組み立てて話すことの難しさに、毎回ながらメンバーは苦戦した。
|
|