10月2日(日)午前10時から熊野市有馬町の世界遺産「花の窟神社」の秋期例大祭 お綱かけ神事がおこなわれました。 今年は例年報告している例大祭ではなく、共におこなわれる「お白州引き」を同行しました。 例大祭と同時刻の午前10時に有馬町立石にある道しるべ「立石の道標」から婦人会の方々と地元幼稚園、保育園の子どもたちにひかれ、花の窟神社へ白石を奉納する行事です。 午前9時に有馬第二公民館を花車が出発し、30分ほどかけて「立石の道標」到着し、参加者の道中踊りをおこなう婦人会の方や、花車を引く子どもたちを待ちます。 古くから経っている石の「立石の道標」には、奉納する白石と紅白の鏡餅、道中を清めて歩くための塩が置かれ、午前9時45分ごろに神主が訪れ、お祓いがおこなわれてから午前10時を待ってスタートとなりました。 午前10時には、花の窟神社の例大祭のスタートを知らせる花火が打ち鳴らされ、それが終わると婦人会の踊りが披露され、花車で伊勢音頭が歌われた後、餅がまかれ「わっしょい」のかけ声とともに法被姿の子どもたちが花車を引きながら歩いて行きます。 旧国道にあたるこの道は、ほとんどまっすぐに延びていて、各地区で止まっては餅まき、道中踊りがおこなわれ、道には餅を拾おうと集まった子どもから老人までが楽しみにまっています。 1時間20分ほどをかけて花の窟神社前到着すると、婦人会の道中踊りがおこなわれ、終わると子どもたちが花車に積んできた白石を鳥居のところで一人づつ渡され、神社内の参籠殿前に敷かれたゴザの上に白石を奉納していました。 私の記憶の中では、ご神体近くに奉納していた時もあったように思われるのですが、神事がまだ進行中だったこともあって入り口手前に奉納となったのかもしれません。 その間に、最後の餅まきがおこなわれ、花車から飾られていた花が外され、花車は役目を終えました。 小さな子供たちの元気なかけ声は、街道沿いに一目見ようと集まった人たちを和ませ、花の窟神社の秋期例大祭に花を添えました。 地元の人たちが祭りを祝い、これからも引き続き大切にして行くための「お白州引き」のように思えました。 <スケジュール> ◆10月1日(土) ○宵宮行事 伊勢音頭を歌いながら有馬町内を回り、20ヶ所で「もちまき」をおこないます。 有馬第二公民館【地図】を夕方16時30分出発します。 有馬第二公民館→羽市木→17:00 花の窟神社前→有馬町内→17:25 熊野市民族資料館(休憩)→17:50 芝園電気前→中の茶屋→志原尻→山崎→20:10 産田神社前 ■21:00頃有馬第二公民館に戻り終了予定 ◆10月2日(日) ○お白州引き行事 ※有馬第二公民館【地図】に午前8時に集合、午前9時出発(どなたでも参加できます、できるだけ法被姿が望ましい) 有馬第2公民館(午前9時出発)→10:00 立石(踊り・音頭・もちまき)→町内約7ヶ所で「もちまき」→午前11時30分 花の窟神社着予定 ○お綱かけ神事 白装束の氏子と参拝者の皆さんでご神体に季節の花や扇子などを結びつけた長さ約160メートルの稲わらで編まれた大綱をご神体とされる高さ約45メートルの巨岩の頂上から境内南隅の松のご神木に架ける神事です(10時から12時頃まで)。 ※花の窟神社に朝9時半頃に集合(どなたでも参加できます) ◆関連リンク 2011年2月2日 世界遺産「花の窟神社」春期例大祭 2010年10月2日 世界遺産「花の窟神社」秋期例大祭 2010年2月2日 世界遺産「花の窟神社」春期例大祭 2009年10月2日 世界遺産「花の窟神社」秋期例大祭 2009年2月2日 世界遺産「花の窟神社」春期例大祭 2007年10月2日 世界遺産「花の窟神社」秋期例大祭 2007年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2006年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 花の窟神社春季例大祭の準備「縄ない」 花の窟神社 もう一つのお綱かけ神事
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地元保育所、幼稚園の子どもたちが元気よく花車を引きました。 |
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