魚まちとして昔ながらの漁師町の風情が残る紀北町紀伊長島区の長島(西長島地区)で、20年に1度の長島神社御造営お木曳き行事がこの5月4日(水)、5日(木)の2日間にわたって行われました。 この2日間は同地区の旧7町(組)から氏子1千人が参加し各町から地元産ヒノキの献木を乗せた山車が朝から地区内を練り歩き夕方頃に神社に奉納しました。 レポーターは2日目の5日(木)午前にお邪魔し、旧7町のうち本町組と千歳組の山車の様子を見物させていただきました。 お邪魔した時間帯は、本町組は多くの見物客に見守られながら入り江沿いの比較的広い道を「音頭取り」と呼ばれる15名の男衆が乗り込んだ山車が練り歩き、所々で男衆がそれぞれ代わりながら木遣り唄の「宝来栄」や「道唄」などを唄いました。そして木遣り唄が一段落すると、山車の左右につけられた紐をもった法被姿の氏子や子どもたちが互いに引っ張りあうと山車が大きく揺らされ、その勇壮な姿に周りの見物客から歓声が上がりました。 ■本町組の山車の模様(YouTube動画)
また千歳組の山車は、本町組と異なり漁師町ならでは狭い路地を同様に所々で木遣り唄を唄いながら練り歩き、周りの家々に当たるか当たらないかぐらいのすれすれのところを氏子や子どもたちによって引っ張られながら山車が進み魚まちらしい風情がありました。 ■千歳組の山車の模様(YouTube動画)
なお、今年11月には長島神社において御造営を祝う奉祝祭が行われます。 ■長島神社御造営お木曳き行事の模様<5月5日午前>(スライドショー) ※ご覧いただくにはActiveXの導入が必要です。導入できない場合はココをご覧ください。
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多くの氏子や見物客に見守られながら進む本町組の山車 |
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山車には大黒天んの格好をされた方もいらっしゃいました |
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