熊野市木本町の古民家を利用した「紀南ツアーデザインセンター(TDC)」において昨年に引き続き御浜町阿田和に窯を持ち、制作を続ける畑中伊紀さんの作品展が、4月23日〜5月8日まで開催されました。 日常的に使われる皿や壷などの作品の他、今回はペットボトルを題材にしたメッセージ色のあるオブジェが2階の1室に展示され、使い捨てされるペットボトルを焼き物にすることで、見る人に訴えかける作品となっていました。 個人的には、素朴な質感の中にある斬新さが好きで、主張しながらも料理や花などと自然に溶け込むようなフォルムや色合いが好きで、前回の展示会の時に購入したお皿は、今も大切に使わせていただいています。 今回の開催期間中も多くの人が訪れ、畑中さんの作品をじっくりと見ながら楽しんでいました。 昨年と同じように期間中振る舞われた番茶は、畑中さんの作品の器で実際に飲むことができました。 手にしっくりくる感触、心地よい手触りを楽しみつつ、美味しいお茶を楽しめました。 【畑中伊紀(はたなかただのり) プロフィール】 三重県熊野市生まれ。高山光氏に師事。 高山氏のもと5年間修行後、2003年御浜町に築窯(馬明窯)、独立。 熊野の温暖な気候と自然に囲まれた工房にて独自の作風を追求する。各地にて個展活動をおこない、近年では「白オブジェシリーズ」の提案をし好評を得ました。 ◆関連リンク 2010年4/29〜5/6 「畑中伊紀 陶展」
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