尾鷲に春を呼ぶ尾鷲ヤーヤ祭が今年もこの2月1日から5日まで行われ一番の見ものである“練り”がこの2月2日から4日まで行われました(今年は天満町、野地町、南町が祷務町)。 レポーターは3日に参番祷の南町、4日に弐番祷の野地町の練りにお邪魔しました。 特に野地町の祷屋前は商店街の中で比較的昔からの家屋が多くてかつ道幅が狭い路地のため、練ると男衆同士のぶつかりが激しくかなり盛り上がります。 練りは連日19時半から始まり、祷務町に最初にきた手伝い町がそれぞれ練りを挑み、終わるとそれが合流して次々にくる手伝い町(下記参照)と練ると言う感じで練りはすすみ最後になればなるほど練りが大きくなる感じになります。 ※今年のヤーヤ練りの概要 ■日時 平成23年2月2日〜4日 連日夜19時頃 ■練りの場所(祷務町の祷屋前) ○壱番祷 天満町 (練り会場)尾鷲市大字天満浦99<おわせ川栄天満工場前>【地図】 ○弐番祷 野地町 (祷屋・練り会場)尾鷲市野地町3-2<尾鷲一番街商店街内・のじへいこらい【旧北村魚店】前> 【地図】 ○参番祷 南町 (祷屋・練り会場)尾鷲市朝日町14-40<尾鷲商工会議所近く>【地図】 <各日程の手伝い町> ※各日ヤーヤ練りでの手伝い町 ◇林町・坂場町・野地新町・堀町・川原町・新川原町のグループ 初 日は壱番祷 天満町 2日目は弐番祷 野地町 3日目は参番祷 南町 ◇向井町・新田町・今町・北町・大曽根町グループ 初 日は弐番祷 野地町 2日目は参番祷 南町 3日目は壱番祷 天満町 ◇知古町・高町・矢濱町・北浦町・新町・中井町のグループ 初 日は参番祷 南町 2日目は壱番祷 天満町 3日目は弐番祷 野地町 また練りの途中の休憩時には祷務町から御神酒と(未成年には)ジュース、おつまみなどが大いに振る舞われ町の仲間と呑んで練って、また呑んで練るということがこれがヤーヤの練りの醍醐味で一度練りに参加するとやみつきになります。 レポーターがお邪魔した南町、野地町とも練りが大いに盛り上がりまた練りから家屋や塀を守るためにあらかじめ設置してある丸太で組んだ矢来(やらい)には激しい練りを一目見ようと、多くの方(特に若い女性や子どもたち)がつめかけていました。 ▲トップに戻る ■今年のヤーヤの練り ○参番祷・南町(2月3日の模様)
○弐番祷・野地町(2月4日の模様) ◇その1
◇その2
▲トップに戻る そして1時間ぐらいして練りが終わると、魚市場に移動し祷務町の男達が裸になって海に飛び込む垢離かきが行われます。 これはそのあとで尾鷲神社に向かう前に身を清めるもので、海からでてきた男達には提灯を持った各町の男達が容赦なく練っていき祭りのボルテージは最高潮を迎えます。 その後、魚市場から尾鷲神社に移動する宮上りが行われ、各町お参りをして再度、祷屋に戻って何回か練ってその日の“練り”が終了。あとは各町とも自分たちの祷屋に戻り宴会が始まります(これが5日まで連夜つづきます)。 ▲トップに戻る ■尾鷲20町(※)の提灯図柄
※現在の町名とは異なります。 ■尾鷲20町の現在の位置図
より大きな地図で 尾鷲旧20町 を表示 ※おおむねヤーヤ祭りの祷務町の際の練り場となると思われる箇所にマークを付けています。 ▲トップに戻る
動画のURL:http://
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連夜激しい練りが行われました(3日・南町【現・朝日町】) |
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商店街の中にある野地町は車が一台通れる程度の道幅なので、練り最終日と重なって多くの男衆でぎゅぎゅうでした(4日・野地町) |
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練りの合間には御神酒やジュース、つまみなどが振る舞われます(3日・南町【現・朝日町】) |
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矢来と家屋の間には練りを一目見ようと多くの観客でいっぱいでした(4日・野地町) |
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魚市場で行われた垢離(こおり)かきでは素っ裸で海に飛び込んだ男衆が上がってきたら手伝い町が囲んで練り歩きます(3日・尾鷲魚市場) |
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