2月2日(水)午前10時から、世界遺産「花の窟神社」で春期例大祭、お綱かけ神事がおこなわれました。 2月にしては穏やかでとても良いお天気に恵まれ、花の窟神社には大勢の人が訪れ、年に2回おこなわれるお綱かけ神事を見守り、参加して新しいお綱を架け替えました。 イザナミノミコトの御陵といわれる花の窟は高さ約45メートルの巨岩がご神体で、この上から「お綱」が長くかけられています。長さ約160メートルの稲わらで編まれたお綱は、2月2日と10月2日に架け替えれる例大祭が毎年おこなわれています。 今年は、10月に架けたお綱がまだ残っており、2本のお綱が見られるようになりました。 今回は、地元有馬小学校の3年生の生徒や保育所の園児たちが参加していました。 また、元宝塚歌劇団星組のスター歌手 夢輝のあさんが即興歌を奉納しました。 2005年頃から毎年2回必ず取材に訪れているのですが、お綱を架け替えるとき、国道42号を通行止めにして七里御浜海岸へと引き出し架け替える作業をおこなうのですが、花の窟神社前の七里御浜海岸の砂利石が砂粒のようになっており、古くから海岸を知る人たちから驚きの声が上がっていました。また波打ち際までの距離もずいぶん近くなったとの声も聞こえてきました。 堤防の工事がおこなわれているせいかわかりませんが、お綱を七里御浜海岸へと出した時、砂利浜では考えられない砂埃が起きたのも今までにない光景でした。 毎年同じようにおこなわれている例祭ですが、七里御浜海岸等の浸食に伴い急速に変化していることもあるようです。 午前11時頃には、無事新しい「お綱」が架けられ、神事がおこなわれ、お昼頃には餅まきが最後におこなわれ、春の例大祭は終了しました。 神社前の茶屋「花の岩屋」では、熊野特産の干物や古代米をつかった「みたらし団子」の振る舞いがおこなわれ、新商品の「お綱もち」などの販売がおこなわれていました。 人気のある商品は、早々に売り切れとなっていました。 ◆関連リンク 2010年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2009年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2008年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2007年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2006年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭
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国道42号はお綱掛けが終わるまで通行止めとなります。 |
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