台風21号の号災害で昨年10月から延期されていた県内最大級の踊りイベント「第2回熊野古道まつり」が5日、尾鷲港埋立地広場の特設ステージと希望通りを舞台に、県内外から72チーム、約2、000人が参加して、熱のこもった踊りを繰り広げた。 熊野古道と東紀州の魅力を内外に発信し、集客につなげようというのが目的で、主催は紀北地区の官民協働組織「もてなしのさどづくり会議」を母体にした実行委員会(小西義人委員長)。 心配された前夜からの雨も上がり、肌寒い曇り空の下で熱気の創作踊りが続き、大勢の市民や市外からの見物客が詰め掛けた。 紀北地区の地元21チーム、県内や愛知、岐阜、和歌山、大阪、京都から51チームの計72チーム。 昨年に続き、ゲストチームの関西京都今村組が祭りを盛り上げた。 メイン会場の尾鷲港特設ステージで午前10時、希望通りのパレード会場(3ヶ所)は午前11時より、テーマ曲の「神古道」の総踊りで始まった。 ソーラン、よさこいなどの荒々しさに満ちた曲に乗り、長半纏(ながばんてん)、法被をひらめかせながら踊る若者たちの大乱舞は尾鷲の町を席巻。 真冬の寒さも吹き飛ばす大音響とエネルギッシュな踊り、鳴子の響きなどが見る人の心を揺さぶった。
同時開催された「イタダキ市」と「大物産市」は、“きいながしま港市”、海山町商工会も出店して計80店の大物産市となり、イベントの効果で大変なにぎわいとなった。
動画のURL:http://www.kumadoco.net/movie/detail.cgi?no=82
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