三重県立美術館収蔵作品による移動美術館くまの展が、今年も熊野ネイチャーセンター(三重県立熊野少年自然の家)で開催されました。 今回は『さくひん物語』をテーマに具象絵画では小磯良平(1903−1988)の「四つの西洋人形」や中村彝(1887−1924)の「髑髏のある静物」、ジョルジュ・ルオー(1871−1958)の「受難(パッション)」の石版画などを展示しました。 くまの展は特別に芥川賞作家で映画制作、陶芸と色々な作品を創造した池田満寿夫(1934−1997)の第33回ヴェネチア・ビェンナ−レで大賞受賞作品の銅版画「青い椅子」をはじめ、三重県上野市出身で前衛的な活動をした具体美術グループの元永定正(1922−)の版画集「ほへと」、新宮市ゆかりの原勝四郎(1886−1964)の「海岸風景」などを含めて約30点を展示。 3月6日(日)14時からは三重県立美術館の生田ゆき学芸員のギャラリートークもおこなわれました。 ■2005年の開館日 3月5日(土)9時〜17時 3月6日(日)9時〜15時 ■会場 熊野ネイチャーセンター(県立熊野少年自然の家)研修室
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今年は作品がよかった。来場者も途絶えずに来ていました。 |
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