10月10日(日)毎年恒例の木本神社例大祭が開催されました。 昨日の大雨洪水警報が出たお天気とは打って変わり、快晴に恵まれ日中は汗ばむほどの陽気に恵まれ、木本神社の例大祭は午前10時から神事(祝詞奏上、浦安の舞、玉串奉典、御神輿への神移し) がおこなわれ、お昼過ぎに「御神輿」が若衆によって一気に引き出され、その後を「六法(方)行列」「よいや」「子どもみこし」「元宮太鼓」が木本神社を出発し、木本の町を練り歩きました。 沿道には多くの見物客が待ち構え、威勢良く通り過ぎる「御神輿」や大名行列に子どもたちが扮し、顔にはちょっと恐ろしく見える隈取りをして、挟箱、熊毛、槍、鳥毛、臺傘、立傘、飾弓、火縄、鉄砲、薙刀、天目、太鼓、折木を持って練り歩き、沿道の見物客からは子どもたちにあたたかな眼差しが向けられていました。 栄町は「よいや」は力強く、子供の乗った神輿を担ぎ上げるのが特徴で、天に突き上げるように高くあがった時は、沿道から拍手がわき起こりました。 この木本祭りは、木本町が江戸時代に紀州徳川家の本藩公領地として『奥熊野代官所』が置かれ、熊野地方(熊野川以東から三重県北牟婁郡紀北町)の中心地として栄えました。 木本神社は、もともと「若一王子権現」(“若一王子”は天照大神を意味します)と言われ、新田地区にあったものを現在地に遷座したと言われています。 慶長13年(1608年)の遷宮棟札が現存しており、その頃から祭礼が行われています。 今年も多くの人が見物に訪れ、そして多くの人が参加し、祭りは盛大におこなわれていました。 最後に「御神輿」を七里御浜海岸の塩水で清めるため、「浜担ぎ」がおこなわれ、夕闇の中波打ち際まで運ばれた「御神輿」は波に清められました。 「御神輿」が午前0時までに木本神社に到着し、この祭りは終わります。 ◆熊野市百科大事典:木本神社 祭礼 ◆2009年の模様(くまどこイベント報告) ◆2008年の模様(くまどこイベント報告) ◆2007年の模様(くまどこイベント報告)
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