御浜町と熊野市の境を流れる志原川の環境を考える市民団体「あつまろらい」による川の清掃作業がこの5月16日(日)13時から16時頃まで行われました。 これは川舟も使用して志原川のゴミ拾いを行うもので平成4年から春と秋の年2回に実施され今回で29回目になります。 当日はレポーターも含め8人の方が集まり2隻の川舟に分乗してそれぞれ川の右岸、左岸に分かれて大前池と合流する下流付近から上流地点に向かって川舟を進めて清掃活動を始めます。 始めはヨシ原の広がる川岸を清掃。川から流れヨシの根元に引っかかったり、泥に埋まった肥料袋やポリ袋などのビニールや発泡スチロールの破片、空き缶、空き瓶などを見つけては竹竿の先に針が付いた道具で引っかけて回収していきます。また時には岸に上陸して、泥に足を取られながら手で回収したりもします。 特に腐ったり、分解されないためビニールのゴミは頻繁に見つかり回収されました。 ■清掃の模様(橋より下流のヨシ原付近)
その後、一万堂から県道鵜殿熊野線(オレンジ道路)へ行く橋のたもとに来ると車も通るためか空き缶、空き瓶などが多く見つかり回収しました。 橋を越えると志原川右岸は野バラの群生していますココでも分解されないビニールのゴミが多く残り特に野バラのトゲで根元や枝の先などに流れ着いたビニールが絡まりそれを外すのにさらに苦労します。 ■清掃の模様(橋より上流の野バラの群生付近)
その後、上流の県道鵜殿熊野線が見える地点まで清掃を行いました。30分程度でいけるところをおよそ2時間ぐらいかけてゴミを拾いました。 そして休憩したのち最後はもと来た地点まできれいなった志原川を下り、豊かな自然を堪能しました。 今回は20キロ袋でビニールゴミなど17袋、カン類が2袋、ペットボトル1袋、ビン類1袋、その他タイヤ2本、傘1本などが回収されました。なお年々ゴミは少なくなってきており今回もビニールや空き缶などのゴミの多くは、昔からのものが多く特にレジ袋はお店でのマイバックが進んだせいか少なくなった様です。 ■きれいなった志原川の川下り
■志原川清掃活動の模様(スライドショー) ※ご覧いただくにはActiveXの導入が必要です。導入できない場合はココをご覧ください。
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2隻の川舟に乗って、ヨシが茂る志原川の両岸を清掃します。ヨシに引っかかったビニールなどのゴミを竹竿で回収します。 |
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ゴミが堆積しているところは川舟から下りて回収します |
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以前より半減したとはいえこれだけゴミが集まりました |
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