5月8日(土)、9日(日)の2日間、熊野市国際文化交流センターで「中森輝雄氏の梵字・仏画展」が開催されました。 5月8日(土)は、「熊野と中森輝雄の日々」の著者「見臺洋一(けんだいよういち)氏」による出版記念講演会がおこなわれました。 熊野市波田須出身の中森輝雄氏は、熊野鬼城太鼓を育て上げた人で、今年で85才を迎え、多彩な経歴・才能を持ちながら、まったく無欲の人であり、無冠のまま多くの人に慕われ続けている希有な人です。 そのお人柄に接した方はおわかりのことと思いますが、5月7日(金)に開催された「熊野と中森輝雄の日々」出版記念祝賀会、中森輝雄誕生祝いの会には、サプライズゲストとして日本が誇る和太鼓奏者「林英哲氏」、佐渡の和太鼓 鼓童の「藤本吉利氏」、そして世界的なヴァイオリン奏者「古澤巌氏」がかけつけ、祝いの席でそれぞれが演奏を披露し、出席者100名余りの度肝を抜きました。 私も撮影として参加させて頂きましたが、日本を誇る和太鼓奏者二人の演奏を目の当たりにして聞けた喜びと、林英哲氏と古澤巌氏の和太鼓とヴァイオリンの曲を聞けた時間は、まさに至福の時でした。 その結びつきを作り、今回「熊野と中森輝雄の日々」の著者である見臺洋一氏の講演会が5月8日(土)午後3時からおこなわれました。 見臺洋一氏は、熊野市飛鳥町小阪のご出身で現在は和歌山県新宮市在住。 二十数年に渡り熊野を見つめ続け、独自の方法で発信してこられました。昭和61年創刊のタウン誌“かまん・くまの”に、地域と人、自然と歴史をしっかりと意識した内容で綴り続けておられます。 見臺洋一氏は、熊野が持つ世界観から、中森輝雄氏の生い立ちから、現在に至るまでの話しの中に、中森輝雄氏が持つ「熊野」をお話いただいたと思います。 優れた才と修練で生み出された梵字・仏画、そして誰にもまね出来ない和太鼓の演奏、その中に無冠ではあるが、熊野が生み出す「水」のように清らかで、そして誰にも欠かせない大切なもののように「ここ」に存在する事が奇跡であることをお話いただいたと思っています。 そして、これからの中森輝雄氏が放つ世界に、触れさせてほしいという期待を込めて公演は終わりました。 熊野らしさを人を通して感じることの出来る希有な存在として、ますます私たちを魅了してくださる事をこれからも期待し続けます。 ◆関連リンク 林 英哲 Web Site 鼓童ホームページ ヴァイオリン奏者「古澤巌」オフシャルサイト 熊野鬼城太鼓
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5月8日 国際文化交流センターでの演奏「熊野鬼城太鼓」 |
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