紀北町において、きほくふるさと体験塾(紀北町観光協会内)主催の「自然体験活動指導者養成講座」が開催されました。 小学校の教育課程において、自然体験活動を中心とする長期集団宿泊活動が取り入れられたことに伴い、小学校における体験活動の増加が予測されます。また、農林業体験を取り入れたグリーンツーリズムの動きも広がっています。今回の講座は、これらのことをふまえ、参加者の理解や指導法など、自然体験活動の指導者として必要な知識や技術を総合的に学ぶことを目的として行われました。 講師は大杉谷自然学校職員の大西かおりさんと、池田直代さん。お二人はNPO法人自然体験活動推進協議会のトレーナーでもあります。会場は1日目が「キャンプinn海山」、2日目は「けいちゅう」で、プログラムも1日目が「山の体験」、2日目が「海の体験」となっていました。 まずは、参加者を知るためにも緊張をときほぐす「アイスブレーキング」。顔見知り同士もいましたが、初めての顔合わせの人もあり、少し緊張も見られた参加者同士が、これらを通じて本当に少しずつ解放され、表情がなごんで笑い声も増えます。簡単なゲームなどをいくつか実践しましたが、重ねるごとに本気モードになり、大笑いしたり転んだりしながら、最後のゲームは全員で考え、試行錯誤し、協力し合って「達成感」や「満足感」で満たされました。午前中だけで参加者はすっかり打ち解けました。(この調子で子どもたちも打ち解けてプログラムを満喫してくれるといいなぁ。)午後はキャンプ場裏の林道から便石山の途中までハイキング。事前の下見や準備物、当日の心配りや、この土地ならではの説明ポイントなどの紹介もありました。 2日目は海岸で漂着物を拾いました。拾うだけでも楽しいのですが、漂着物から見える・考えることが出来るいろいろな問題を提起したり、危険が伴うので注意点などもその時々に教わったりしました。 その後、すぐ裏の魚付き林に登り、大木の根や弁天様などから「護られてきた森であり海である」ことなどの説明を受けました。途中、大敷網 (定置網に一種)の形がはっきり見えるところがありました。潮の加減でほとんど見えないこともあるらしく、今回はとてもラッキーだったようです。(画像の海と木の境目辺りに黄色い六角形の枠が2つぐらい見えるかしら?) この日はとても暖かないい天気だったので、和具の浜で泳ぐ子どももいました。(まだ3月なのにビックリ!)お昼はのんびり海を眺めながらお弁当を食べました。午後からは施設に戻って午前の振り返り。食育や地元商品の販売にもつながる?嗅覚や味覚を使ったゲームもいくつか実践しました。講座全体の振り返りと、質疑応答で盛りだくさんの講座は解散となりました。
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