昨日までの雨があがり、とても良いお天気と2月とは思えないほど暖かな日に恵まれ、午前10時から「花の窟神社」春期例大祭がおこなわれました。 ここ5年ほど必ず出かけるので、時々花の窟ご神体の上に「上り子」さんと一緒に登ります。 今回も2007年以来2月の春期例大祭をご神体から撮影させて頂きました。 午前10時に始まった例大祭では、最初に7人の「上り子」がお祓いを受け、7つの道具を預かり花の窟神社裏手から登るのですが、一緒にお祓いを受け一緒に登りました。 昨年の台風による被害が大きく、上り道は何本もの大きな木が倒れており、1本は完全に道を塞ぎ、その下をくぐり抜けないと行けなくなっていました。多くの道が崩れていましたが、歩いて行けるように直されていました。 ご神体の上に着くとお祓いをして、塩で清め、それからお綱かけの神事が始まります。 持って上がったロープに重しを付け、下へと下ろします。 下ろされたロープに約170メートルほどの稲わらで編んだお綱がくくり付けられ、「上り子」がロープをたぐり寄せお綱を上げます。 お綱が上に来るほど重くなるので、7人総出で引き上げます。 お綱が上がると太いワイヤーがあり、そこにくくり付けます。 このワイヤーは2本あり、10月の秋期例大祭のものと、春のものの2本です。 お綱をくくり付け、お綱の結び目に紅白の餅を入れ、細いわら紐で丁寧にくくり完成です。 多くの人がお綱を七里御浜海岸へと引き出し、波打ち際まで引くと、ゆっくりと新宮側に引いて行き、真ん中にある支柱にひかけます。 今回は1度も失敗する事なくかかり、お綱かけの神事は無事終わりました。 その後、花の窟前で、神事がおこなわれ、巫女の舞が奉納され、丁度お昼頃に餅まきがおこなわれ、春期例大祭は終わりました。 2月の平日ですが、多くの参拝者、カメラマンなどが訪れ、祭りが賑わいました。 次は、10月2日にお綱をかけかえます。 ◆関連リンク 2009年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2008年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2007年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2006年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭
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お綱を引き上げるため重しを付けたロープを下ろします。 |
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