尾鷲市曽根町の飛鳥神社で大漁と海上安全を祈願する恒例の例大祭がこの11月14日(土)に宵宮、翌15日(日)本祭の日程で行われました(例年、曜日にかかわらず11/14〜15に開催)。 この祭りは近隣の賀田、曽根、梶賀の3区合同の祭りとして行われるものでレポーターも14日の宵宮にお邪魔しました。 19時半頃から飛鳥神社前の幼稚園において音楽の夕べが行われお年寄りから若者までカラオケやギターの弾き語りなどで会場を盛り上げていました。さらに会場では豚汁やぜんざいなどの振る舞いが行われ皆さん体を暖めていました。 またこの日は隣の集落の梶賀の方が魚を桜の木などを燃やして燻した名物「あぶり」の真空パックや干物などを販売。あぶりは普段、めったに街中に出回らない一品とあってかなり売れていました。今回売られていたあぶりはよく知られる小鯖などではなく、大きな鯖を開いたものが燻されたもので、レポーター買って帰宅後に食べたところ鯖のうまみと燻された木の香りが絶品でした。 さて音楽の夕べも佳境となった20時半頃、昨年に引き続きゲストとして東紀州でもおなじみの串本出身の演歌歌手 小芝葉子さんが登場。デビュー曲の「ど根性」や石川さゆりさん「天城越え」などを熱唱し大きな声援を受けていました。 そして夜も深まった22時頃に曽根区の事務所から神社に新しいご幣を納める「お蒸し渡り神事」の行列が歩きはじめ、皆さん神社の方へ向かいます。 本殿で新しいご幣が納められたあと、古いご幣が境内に投げ入れられます。するとそのご幣を奪い取ろうと20人ぐらいの若い男衆たちが一斉に群がり「ご幣もみ」が始まりました。 その後、勇ましいかけ声とともに40分ぐらい練りが行われました。 ■飛鳥神社例大祭(宵宮)の模様(スライドショー)
※ご覧いただくにはActiveXの導入が必要です。導入できない場合はココをご覧ください。 【飛鳥神社例大祭・日程】 ○宵宮(11月14日) 18:30〜 神事の始まり、団体詣(19時半〜) 18時半から賀田、曽根、梶賀の3区の役員が神酒を酌み交わします。 その後、19時半より3区合同で高張り堤灯の行列を作って神社を団体詣でをします。 ◇団体詣での模様(YouTube動画)
19:30〜21:30 音楽の夕べ 飛鳥幼稚園でカラオケや踊りなどの演舞を披露する「音楽の夕べ」を開催。ゲストとして演歌歌手の小芝葉子さんが出演されます。 また豚汁やぜんざいが振る舞われます。 ◇音楽の夕べの模様(YouTube動画)
22:10〜 お蒸し渡り神事 曽根区事務所をお蒸し渡りが出発。新しいご幣を神殿に奉納します。 22:40〜(予定) ご弊もみ ご幣もみでは、本殿から古いご幣を曽根、賀田、梶賀の3地区で奪いあいを、それぞれ自分の地区へとご幣を引っ張りあいます。 これはご幣をもたらした地区がその一年栄えるとの習わしから行われるものです。 ※ご弊もみの行事は開始時間がかなり早くなることがありますのでご留意ください。 ※ご弊もみに参加される方は地下足袋に上下白い装束でご参加下さい。 ◇ご幣もみの模様(YouTube動画) ○本祭り(11月15日) 9:30〜10:30 飛鳥神社沖の賀田湾で漁船パレード 11:00 曽根公民館から飛鳥神社までの間を婦人会による道中踊りと子どもみこしが練り歩きます。 12:30頃 飛鳥神社境内でおよそ3俵の餅まき。 <関連サイト> 過去のご幣もみの模様(くまどこイベントレポート) http://www.kumadoco.net/news_after/view.cgi?no=74
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音楽の夕べ会場では豚汁やぜんざいが振る舞われました |
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