枠を隠しておく
平成21年10月2日(金) 世界遺産「花の窟神社(熊野市有馬町)」秋期例大祭が午前10時より行われました。世界遺産に登録され5年が経ち、多くの人が訪れるようになった花の窟には、地域内外から多くの方が訪れ長さ約160メートルの稲わらで編まれた大綱を架ける「お綱かけ神事」に参加し、見守りました。午前10時に神事の始まりを告げる花火が打上げられ、宮司、巫女、氏子のみなさんが、鳥居入り口より境内へと進みました。最初に執り行われる「お綱かけ神事」では、7名の登り子がそれぞれ「お綱かけ神事」に使うものを受け取り、ご神体の上に登って行きます。準備が整うと、1本のロープが下ろされ、そこに「お綱」が縛られ、ご神体の上へと引き上げられます。その後、上で「お綱」が結ばれると、国道42号を横切り七里御浜海岸へと大勢の方に引かれ「お綱かけ神事」はおこなわれました。無事、お綱が架けられると、7人の登り子より14個の餅がまかれます。それが終わると神事が始まり、祝詞が捧げられ、巫女の舞が奉納されます。今年は、お綱かけが終わり神事が始まると雨が降り出しました。お祭りの日にはほとんど雨が降らないのですが、今年はめずらしく雨になりました。鳥居前の旧国道では、花車を幼稚園・保育園児たちが引き到着し、婦人会による花笠の踊りが始まりました。 10月2日と2月2日におこなわれる「お綱かけ神事」は、神様と繋がる神事として毎年多くの方が訪れます。すべての日本の神々を産んだとされるイザナミの墓陵とされる花の窟の神事は厳かに進められていきました。 ◆関連リンク 2009年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭2008年10月2日 世界遺産「花の窟神社」秋期例大祭2008年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭2007年10月2日 世界遺産「花の窟神社」秋期例大祭2007年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭2006年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭花の窟神社春季例大祭の準備「縄ない」花の窟神社 もう一つのお綱かけ神事