紀州犬の里としても知られ美しい山里の風景が残る御浜町の阪本集落【地図】では阪本ふるさと創生協議会により持続可能な新たな山里の暮らしの創生を実現するため今年度「ふるさとづくり計画」の策定を目指しています【農水省の農山漁村(ふるさと)地域力発掘支援モデル事業】。 そこで阪本集落の魅力や個性を探るべく阪本集落以外から広く地域づくりに関心がある方を募集し「地元学」という手法を使って、外部からの目線で阪本集落を見つめ直すワークショップがこの9月21日から23日の3日間連続で開催され地元、御浜町を中心に3日間でのべ30人近くの方が地元の方の案内を受けながら阪本集落を歩き調査しました。なおレポーターも一般応募者の一人として2泊3日のフルでワークショップに参加しました。 1日目は20名ほどの参加者が阪本コミュニティセンターに集まり今回のワークショップのコーディネーターを務める東京農工大学大学院 福井先生と名古屋市で環境NPOを主宰する舟橋先生の2つの班に分かれてそれぞれ前者が阪本集落の上地、下地を後者が中地、横定の各地区を回って各自のテーマを探しました(ちなみにレポーターは福井班です)。 また各自、事務局から使い捨てカメラやデジカメのメディアを渡されてともかく阪本集落で気になったことを写真に撮っていきます(半日ごとに事務局に提出してその都度、素早く現像されます)。
左が福井先生、右が舟橋先生 2日目はこの日から参加の方も含め30名近くが集まり午前中は各自カメラを片手に集落を回り地元の人の話を聞きに回ります、午後からは翌日の発表に向けて各自がテーマに沿って集落で見つけたこと地元の方々から聞いたことそして撮りためた写真を模造紙に書いたり貼ったりしてまとめます。
福井班の参加者の皆さん
舟橋班の参加者の皆さん その日の晩は地元の方々が朝から用意して頂いた三杯(サンバイ)など阪本の郷土料理をいただき地元の皆さんと参加者が交流しました。
阪本の方々との交流会の模様 そして最終日となる3日目は午前中までに各自まとめを終えて、午後から阪本コミュニティセンターにて地元の方々が集まる中で発表会。各自、阪本の石垣や生け垣、長く延びる水路、食文化、棚田風景、自然の恵みや昔の子ども達の遊び、狩猟、生活文化など各自が発見した阪本らしいものをテーマごとに発表しました。その中から美しい棚田が見られるポイントに阪本でよく飲まれている番茶を出す番茶カフェやさらにそれに関連して番茶シロップでかき氷もメニューに出すとか、稲刈りとの棚田に水を張って田んぼ1枚1枚に月を映し出したイベントなどなど阪本を元気にするいろんなアイデアも発表されました。
3日目午後の発表では会場中に調査で各自が撮った阪本の写真でまとめに使わなかったものを全部展示
調査結果をまとめた模造紙 ■発表会の模様その1(YouTube動画)
■発表会の模様その2(YouTube動画) 今回のワークショップでは地元の方が当たり前と思っている事が実は外部の者からは珍しく、素晴らしい魅力があることなどが地元の方々も参加者も実感したと思います。 ■9/21〜23 御浜町阪本集落「地元学」ワークショップの模様(スライドショー)
※ご覧いただくにはActiveXが必要です(ActiveXが導入できない場合はココをご覧ください)。 ↑ちなみにレポータが撮影した全写真です。この大半がプリントアウトされ写真となって当日会場に飾られ、阪本集落の皆様にお渡ししました。
>>関連リンク
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1日目と2日目は集落内を回って地元の方の話を聞いたりしました |
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3日目午後からの発表会にあわせて調べたことを各自、模造紙にまとめます |
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2日目の晩は阪本のお母さん達が朝から用意してくれた郷土料理を頂きました(画像は阪本の郷土料理「三杯(サンバイ)」) |
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3日午後は集落の方々に集まって頂き調べたことを発表し、撮った写真・まとめたものなど全てお渡ししました。 |
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