9月27日(日)世界遺産「花の窟」で女優 浅野温子さんの語り舞台『日本神話への誘い』が開催されました。 『日本神話への誘い』と題して平成15年より続けられている浅野温子さんによる語り舞台で、第1回公演 「天の岩屋戸とヤマタのおろち」は16時30分から、第2回公演 「伊邪那岐・伊邪那美と神秘なる火之迦具土大神」 が19時00分から公演され、約600人の人が女優 浅野温子さんの語り舞台を楽しみました。 古事記を題材にし、そこに独自な解釈を加えて脚色し、わかりやすく現代語で作ったオリジナル脚本による舞台は、バイオリンとパーカッションの音楽だけが入り、後は約1時間の舞台を語り続けます。 日本神話に出てくるイザナミの墓陵となる花の窟で繰り広げられる舞台に、訪れた人は浅野温子さんに物語の中に引き込まれて行きます。 お話と知っていた物語が、神秘的であるだけではなく、人間臭くもあり、生死がかかわり、恐れ、敬いの念が流れ込んでくるようでした。 それだけ、浅野温子さんの作り出す世界に引き込まれてしまった自分がいました。 この日のお天気は今にも雨が落ちそうな天気でしたが、不思議な事に1回目の公演後にざ〜とまとまった強い雨が降っただけで、会場の花の窟には波の音が岩に反響して静かに響き、頭上を抜ける風が時折木々を激しくゆらしたりと、自然と一体となったような心地よさが客席を包んでいたように思えました。 インタビューのとき、「またここ花の窟で公演をおこないたいですか?」の問いかけに「できるだけ早くお声をかけてください」と、初めて目にした大岩がご神体である花の窟をとても気に入ったようでした。 【講演内容】 (1)第1回公演 「天の岩屋戸とヤマタのおろち」 ○開場:15時45分 ○開演:16時30分 (2)第2回公演 「伊邪那岐・伊邪那美と神秘なる火之迦具土大神」 ○開場:18時15分 ○開演:19時00分 浅野温子 語り舞台『日本神話への誘い』は、ホームページからも詳しい内容を知ることが出来ます。 ●浅野温子 語り舞台「日本神話への誘い」
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