9月27日(日)午後2時から熊野ふれあいセンターでNPO法人熊野スローライフ協会主催、NPO法人三重スローライフ協会共催による「熊野の明日を語るシンポジウム」が開催されました。 会場となった熊野ふれあいセンターには、会場一杯の約200名が訪れ、熱心に耳を傾けました。 NPO法人 熊野スローライフ協会の理事長 芝博久氏の挨拶の後、基調講演がおこなわれました。 基調講演をおこなったのは、(株)萌木の村社長 舩木上次氏。 観光カリスマ百選にも選ばれており、観光地化が進み、そして衰退した清里村の再生をおこなう舩木氏の講演は、とても力強く熱く、訪れた人を話しの中に引き込んで行きました。 外から見た目線で熊野をズバズバと切って行く内容は、熊野に居ながらなんだかスッキリしないような事業やコンサル頼みの地域おこしなどに、少なからず疑問を持っている人には、わかりやすい謎解きのような内容でした。 地域づくりは、地域の人がプロフェッショナルになることや、自分で自立する事で誇り持つ事、自分たちの立ち位置を知って、やっては行けない事をハッキリとさせ、その後にやる事を考える等、実際におこなってきた経験が力強い発言となって会場に響きました。 舩木氏は最後に、みなさんが熊野のプロフェッショナルになることを願っていますと、訪れた人にエールを送り、講演が終了しました。 その後、パネルディスカッション「熊野の明日、みんなで創る熊野」に移り、司会(コーディネーター)を大原興太郎氏(株)松阪協働ファーム代表・三重大学名誉教授が努め、パネラーに参議院議員 高橋千秋氏、三重県議会議員 萩野虔一氏、引き続き(株)萌木の村社長 舩木上次氏、地域コーディネーター 松崎了三氏、吉野熊野新聞社(有)社長 谷川醇太郎氏が、これからの世代に活力ある熊野を残すために、熱い思いを語り、会場と一緒になって語り合いました。
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パネルディスカッション「熊野の明日、みんなで創る熊野」 |
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