この9月12日(土)に紀宝町浅里地区において同町が主催して世界遺産登録5周年記念第2弾「熊野川&浅里地区を巡るツアー」が開催されました。 当日は9時半に飛雪の滝キャンプ場に定員の30名の参加者が集まりました。今回は地元、熊野川で川舟体験を行っている「熊野川体感塾」の方々が語り部となってツアーを案内して頂きます。 しかし、集まって早々いきなりの雨で始まり今日はどうなるかと思ったのですが、いざ集合場所から近くの船乗り場である骨島まで移動した時には雨もやみ時より晴れ間も見えるほどでした。 その骨島から平安時代の上流貴族も乗ったとされ昭和40年代に道路が開通するまで浅里地区で重要な交通手段とされた川舟(三反帆)が今回5隻用意され、参加者はそれぞれ分乗しながらまずは川端(川丈)街道の昔の姿が残る地点まで熊野川を上ります。 柱状節理の岩場などを眺めながら30分程度川舟に乗り岸に到着。ここから30分程度、熊野川沿いに岩場が多い川端(川丈)街道を歩きます。そして蛇和田河原に着くとそこから川舟に乗り、はじめの骨島まで戻ります。行きは川上のためモーターを動かして川を上ったのですが、帰りは川下のため途中からは三反帆の帆を張り風の力だけで静かに進む川舟を楽しみました。 昼になり一旦、飛雪の滝キャンプ場に戻ると熊野川体感塾や浅里の方々が川エビや鮎の唐揚げ、めはり寿司など限りなく地元で採れた素材でつくられた昼食が用意され参加者をもてなしてくれました。素材の味を活かした素朴な味付けに参加者の皆さんはとても感激していました。 午後からは再度、骨島から今度は下流にある熊野川の中にある名勝 昼嶋まで川舟で一気に下り、上陸しそこに生える希少な植物などについて教えていただきました。そして、昼嶋から対岸に渡りそこから先日、朝日新聞社のにほんの里100選に選ばれた浅里集落を眺めながらキャンプ場に戻りました。 今回、参加者の皆さんは清らかな流れの熊野川を珍しい川舟で十二分に楽しみました。 ■コース図(午前中)骨島から川端(川丈)街道、蛇和田河原
より大きな地図で 紀宝町「熊野川&浅里地区を巡るツアー」のルート図 を表示 ■コース図(午後)骨島から昼嶋そして浅里集落へ
より大きな地図で 紀宝町「熊野川&浅里地区を巡るツアー」のルート図 を表示 ■三反帆の模様(YouTube動画) ※帆だけで川を下る模様
■骨島から昼嶋まで川舟で下る模様(YouTube動画)
■川端(川丈)街道の模様(YouTube動画)
■世界遺産登録5周年記念第2弾「熊野川&浅里地区を巡るツアー」の模様(スライドショー) ※ご覧いただくにはActiveXが必要です(ActiveXが導入できない場合はココをご覧ください)。
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午前中、川を下るときは三反帆の帆を張り風の力で進みました |
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にほんの里100選に選ばれた浅里集落を眺めながら歩きます |
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