地域発着型エコツアーを実施している「くまの体験企画」(内山裕紀子代表)ではこの4月25日(土)に第17回紀伊半島みる観る探検隊「姫越山に新緑を訪ねて」を開催しました。 案内人は大紀町錦在住で熊野古道語り部の鏡日出男さんです。 度会郡大紀町錦の登山口からゆっくりと急坂を登り、錦港が一望できる展望台に到着。鏡さんから地元の話を聞きながら眺めを楽しみました。 姫越山には悲しい伝説が残っています。源平合戦の頃、姫と老武士が姫越山を通り、ここで歩けなくなった姫に水を飲ませるため、水を汲みに行った老武士が戻ると姫は息絶えていました。なげき悲しんだ老武士は後を追って自害したと伝えられ、これが「姫越山」の名の由来となっています。 一行は、この伝説にちなんだ「侍従塚」「姫塚」に手を合わせ、美しいウバメガシ林が続く登山道を歩いて山頂に到着。芦浜池や熊野灘を見下ろす絶景に参加者から歓声が上がっていました。 山頂近くに残っている史跡「狼煙場跡」を見学した後、新緑の自然林が続く尾根を歩き、「前姫越」のピークを経て芦浜池への分岐から、近畿自然歩道へのウォーキングも楽しみました。(芦浜は中部電力の敷地となっており立ち入りが制限されています。) 参加者は、「地元ならではの話を聞きながら歩いて楽しかった」「急坂を登るのが大変な分、眺めが最高だった」と話していました。 今回のツアーは雨天による延期のためキャンセルが相次ぎ、7名の参加となりましたが、絶好の行楽日和にゆっくり楽しんでいただけました。 次の第18回みる観る探検隊は、熊野市紀和町の水車谷鉱山遺跡を訪ねるツアーを予定しています。 【お問合せ先・情報提供】 くまの体験企画 内山裕紀子 電話:090-7865-0771 ホームページ http;//kumanokodo.info/
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