4月18日(土)、尾鷲市向井にある三重県立熊野古道センター・尾鷲ヒノキ舞台[But-a-I]にて今回は松阪市在住で元ミュージシャンの垣内章伸さん(紀伊長島区出身)と自閉症で特別支援学校に通う息子の楽守(らも)さんによる音楽ユニットその名も「不安定ユニット らも」によるコンサート「パッチワークツアー2009〜ツギハギだけどなんかあったかいっ!」が開催されました。 お父さんの章伸さんがギターとハーモニカ、息子の楽守さんがボンゴなどを担当。楽守さんの子育てや日常生活で気づいた思いを歌詞に曲が作られ「コ・ト・ノ・ハ」、「らも」、「ぱっちわーく」、「カマキリの唄」、「神様のいたずら」、「重い扉」などバラードを中心にユーモラスな曲も混ぜながらおよそ10曲を親子の見事なコンビネーションで熱演しました。 また章伸さんが大阪在住時に師事した故河島英五さんから「思いが強い歌ほど歌う前に説明しなさい」との教えから一つ一つの曲の前にそれぞれ曲が作られた背景や思いをユーモラスに時にシリアスに語るなどトークも楽しめました。 自閉症はそのネーミングから心の病いと誤解されがちですが脳の機能的、器質的な障がいです。よって一生治らない「障がい」として多くの方に本当のことを知って頂き、認めてもらえるようこれからも不安定ユニットらもの不安定ライブ活動が行われます(すでに全国120箇所でライブ実施)。 この日は今にも雨が降りそうな曇り空でいくぶん肌寒かったですが、不安定なんて全く感じさせないその完成度の高い演奏と聴かせる歌詞に90分の間、会場のみなさんの心が温まりました。 ※不安定ユニット らも へのお問い合わせは E-mail [email protected] ■曲目「楽守(らも)」ライブ動画(トーク入り)
■曲目「重い扉」ライブ動画(トーク入り)
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