平成21年(2009)3月15日(日)紀南地域の住民の救急医療を担っている当地域唯一の中核病院として、過去の地震発生記録から東海地震、東南海・南海地震発生の切迫性が近年不安視される中、大規模地震災害に備えいざというとき職員一人ひとりが責任を持って最善の医療救急活動が実践出来る様、また地震災害に対する防災体制の確立と防災意識の高揚を図ることを目的に、紀南医師会・熊野市消防本部や奈良県からも吉野広域行政組合消防本部の皆様のご協力のもと大災害発災救急医療訓練を実施されました。紀南医師会より平谷一人先生(熊野市立荒坂診療所)・刀根幸夫先生(熊野市立紀和診療所)が立ち会う中、午前9時00分に震度6弱の東南海地震が発生し、熊野市消防本部から負傷者の受入要請があり、重症・軽傷入り乱れて続々と運び込まれる負傷者を想定し実際のトリアージタッグを用いて訓練が行われました。 以前に紀南病院で研修経験のある医師、医学生の有志の方も訓練に駆けつけ、院内からも多くの職員が自主参加しました。 晴天のもと開始前は、お祭り気分的な雰囲気でしたが、いざ始まると負傷者役の熊野市消防本部・吉野広域行政組合消防本部の皆さん、同院職員によるリアリティー溢れる迫真の(受傷表現)演技に参加者全員本気モードになる様な真剣さで取り組んでいました。 終了後、講評で野口 孝 病院長は、「ボランティアに関らず皆さんに参加頂きありがたい。やってみてはじめて判ったという問題点も数々あると思う。いざというときに備え今後も訓練を重ねていきましょう」と述べ、最後には、試食も兼ねて非常食炊き出し訓練も行われました。 関連動画(自動再生します。しばらくお待ち下さい)
紀南病院の地図
大きな地図で見る ◆関連リンク トリアージとは(Wikipedia) 紀南病院 紀南医師会 熊野市 吉野広域行政組合消防本部
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