この3月15日(日)に尾鷲市三木浦で三木浦漁協、NPO法人海虹路、漁協関係者でつくる東紀州の海・魅力ある漁村創造協議会等が主催してマスコミや地元の地域づくり関係者等を対象としたモニターツアー「鯛づくし料理と春の三木崎を訪ねる旅」が開催されました。 これは尾鷲市三木浦町の三木崎突端にかつてあった「盛松」(さがりまつ)の集落跡を訪れ、往時の生活をしのび、先人の歴史に思いをはせるとともに、特産品である鯛づくしの料理に舌鼓をうち海上から豪快な三木崎を眺めて春の「漁村三木浦」の魅力をいっぱい満喫してもらい、その魅力を全国に発信してもらうことを目的として開催され、当日は30名ほどが参加しました。 朝8時半に三木浦漁協に集合。まずは「盛松」(さがりまつ)の集落跡である“元盛松”を探訪するべく各自車に分乗して国道311号の三木浦トンネル口から旧道を経由し三木崎林道に入り三木崎園地入り口を経て舗装が途切れたところの空地【地図】で車を止めて降ります。ここらは祖父が元盛松出身という奥地さんに案内していただき徒歩で元盛松へ向かいます。30分ほど林道沿いを歩くと二又峠【地図】へ出てここら急な坂道を下るとかつての盛松の境界である立派な猪垣に出会います。 そこからは元盛松となり、中に入ると植林された木々、雑草などで全体は薄暗くなっています住居跡、通路、水路跡など至る所が全て石積みでできており、まるで海外の古代遺跡を思わせるような幻想的な風景でした。一行はかつての庄屋屋敷跡や旧海蔵寺跡、旧鏡神社跡などを巡りまた熊野灘の荒波をうけるゴロタ浜などを眺めそれら美しい風景と先人達の苦労に思いをはせました。 その後、一行は来た道を戻り三木浦マリンパーク【地図】へ。 ここでは地元三木浦のお母さん達に「みえ真鯛」として全国的にも名高い地元特産の養殖真鯛をふんだんに使って活きづくりはもちろん鯛ごはん、こけら寿司、鯛のユッケ風、皮のから揚げ、鯛のこぶ〆、アラ煮など10品の鯛づくし料理を振る舞っていただきました。ぷりぷりの食感とそのうま味は刺身だけでなくあらゆる調理法にも適しておりアラ煮のほかユッケ風とか皮のから揚げなども大変おいしかったです。 また食事の後は、地元の子ども達による三木浦太鼓が披露され海をバックに勇壮な演舞が行われ皆さんを楽しませました。 そして最後は渡船に乗って海から三木埼を眺めます。前日とはうってかわって青空の下、波もおだやかで絶好のクルージングでした。海からみる三木埼は緑が豊かで、その海岸一帯は様々な形をした柱状節理の岩石で覆われ自然の造形美を感じさせました。 一行はこの一日、漁村「三木浦」の魅力を存分に堪能しました。 尾鷲の三木浦で石積みの残る元盛松や緑豊かな三木埼園地めぐってみたり、また夏には水のきれいな三木浦マリンパークで海水浴をして見ませんか。 また尾鷲特産の身がぷりぷりの真鯛を是非、味わってみてください(真鯛商品は三木浦のめでたい屋さんのネット通販でお買い求めできます)。 ※後日、この模様はフィールドレポート等でも詳細を掲載する予定です。 ◇振る舞われた鯛づくし料理(10品) ※みえ真鯛料理のレシピは三重漁連Webまたは尾鷲市Webを参考にして下さい。 ○鯛めし
cc53miki ○真鯛入りこけら寿司
cc48miki ○真鯛のすまし汁
cc66miki ○真鯛の皮の唐揚げ
cc49miki ○真鯛のパクパクサラダ
cc50miki ○真鯛のアラ煮
cc74miki ○真鯛のユッケ風(黄身醤油漬け)
cc55miki ○酢豚風真鯛のあんかけ
cc68miki ○真鯛の昆布〆
cc47miki ○真鯛の活きづくり(刺身)
cc41miki 他に鯵の姿寿司もありました。 ■三木浦・盛松周辺図
◇盛松へ探訪の模様(スライドショー) ※ご覧いただくにはActiveXが必要です(ActiveXが導入できない場合はココをご覧ください)。 ◇鯛づくし料理の模様(スライドショー)
※ご覧いただくにはActiveXが必要です(ActiveXが導入できない場合はココをご覧ください)。 ◇三木埼沖クルージングの模様(スライドショー)
※ご覧いただくにはActiveXが必要です(ActiveXが導入できない場合はココをご覧ください)。
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お昼には特産の養殖真鯛を使った鯛づくし料理が振る舞われました |
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海をバックに勇壮な三木浦太鼓も披露されました【動画】 |
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