紀伊長島町大原の大昌寺で、1月28日(金)不動尊まつりが開催された。 大昌寺は格子絵天井で有名なお寺だが、天井だけでなくお堂そのものも中に安置されている不動尊大明王像も、町指定文化財となっている。不動尊像は交通全般、特に海上交通の守護神として、漁業関係者などのあいだで今でも信仰を集めており、毎月28日は「不動さんの日」として親しまれている。特に1月28日は不動尊の命日と初不動の日が重なっていることもあり、盛大に祭事が執り行なわれる。 今日も午前中からたくさんの地元の人たちが訪れ、住職らの読経の中、酒や餅などを供え、賽銭をあげてお参りした。またこの日は年に数回しか拝むことができない本尊の扉が開かれる日でもある。読経の後、本尊の不動大明王像が公開され、檀家の人たちも「滅多とない。ご本尊の近くで拝ませてもらおう。」と壇上の本尊に近づいて手を合わせた。 参詣者には地区の檀家の人たちの手による昼食(味ご飯・散らし寿司・味噌汁・漬物・お茶)が振る舞われ、餅まきには奥山始郎紀伊長島町長も駆けつけた。 餅まきが終了した後も参詣者が次々と訪れ、地域の信仰の厚さが伺えた。 不動明王像 格子絵天井 かご不動の話(ページが開いたら左側フレーム「民話」をクリック)
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