1月26日午後5時30分より、日頃 ちぎり絵や写真を展示し外来・入院患者さんの憩いの場として活用されている紀南病院の新館5階オーシャンビューのテラスルームにおいて、ヴァイオリンのミニコンサートが開かれました。 演奏は、1月19日から29日までの間、同院産婦人科で臨床実習を行っている三重大学医学部五年生松井健太郎さんで、内科の關(せき)めぐみ医師が電子ピアノで伴奏しました。松井さんは、神奈川県出身で幼い頃からヴァイオリンを習い、現在も、三重大学の吹奏楽で活躍中の青年で、将来は地域医療に力を注ぎたいとの事です。 オープニングは、オペラやバレエに取り入れられたことから有名なテレビやCMなどで使われることが多い、誰しも一度は耳にした事がの、フランソワ=ジョセフ・ゴセックの「ガヴォット(Gavotte)」でスタート。 引き続き2曲目は、旋律の単純な美しさからヴァイオリンとピアノのための室内楽として有名なガブリエル・マリの「金婚式」を、3曲目は、名曲バッハ/グノーの「アヴェ・マリア (Ave Maria) 」と軽快に演奏が続きました。 ここで、自己紹介があり「私は、昨年まで紀南病院にいらした内科の鈴木孝明先生による地域医療の講義を2年前の3月に大学で受けました。鈴木先生は、講義の中で紀南病院のコーラス部の様子をスライドを使って熱く語られていました。機会があれば、ぜひここで演奏したいと思っていました。今回皆さまの前で演奏出来光栄です。折角の機会なので、皆様ご一緒に」とコーラス部の有志と患者さんたちが、「うさぎ追いしかの山」の歌い出しで有名な岡野貞一作曲の「故郷(ふるさと)」をヴァイオリンの響きにのせて全員で歌いました。その後、野口孝病院長が、アドリブの効いたユニークな謝辞で会場を沸かせました。 演奏会終了後、身内が入院中と言う男性が、「夕方、院内のアナウンスを聞いて5時に来ました。弦楽器演奏を聞くのが根っから大好きで、澄み切ったヴァイオリンの音を、生の演奏を、聴けるなんて大変嬉しいです。 実習を終えられたら大学に戻られるのでしょうが、また素晴らしい演奏を是非聞かせてください」と興奮ぎみに語っていました。 ご参考 関連動画(8分48秒)
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電子ピアノ伴奏する關(せき)めぐみ内科医師とともに。 |
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野口孝病院長によるアドリブの効いたユニークな謝辞のようす。 |
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