(前半からの続き) 一行は甘酒やぽんかんなどのおもてなしを受けた山口さんの東屋で持参した昼食を食べていざ出発。雪も収まり歩きやすくなりました。 馬瀬を抜けて国道を避けるように旧熊野街道沿いを歩きます。そして上里に入ると地元の木材にこだわって作られた「庄次屋」で家主の柴田さんに温かいぜんざいとお茶のおもてなしを受けました。 庄次屋を跡にして一行は旧家や蔵など今なお昔のたたずまいが残る旧熊野街道沿いを中里、新田、中新田、船津と歩きます。 相賀の手前に着くと国道沿いを歩き相賀神社に着きました。この時点で15時半と予定時間を1時間近く超過したためゴールの尾鷲駅で17時台の汽車に間に合わない見込みになったため残念ながらココで参加者は相賀駅から帰宅される方とそのまま馬越峠を通ってゴールまで行く方と別れました。 そのまま行く組は旧家の多い相賀の街中を通り清流銚子川へでました。ココで川沿いに便ノ山地区を通り馬越峠へ向かう予定でしたが時間の都合で国道沿いに道の駅海山の横を通り馬越峠の登り口に到着します。 この時点で16時過ぎ、若干暗くなりかけて来たので先を急ぎます。相変わらずの見事な石畳の道を歩き峠に到着。山に陽が落ちかけている尾鷲の街を眺めました。 そして峠を下り17時過ぎに昔の宿場町であった尾鷲の中井町に到着。中井町商店街の北京園さんと弥次喜多さんに出迎えを受けました。 雪も降る中をおよそ35キロの行程を歩き終えた一行に北京園さんが温かいラーメンを振る舞っていただき、冷えた体と空腹を癒しました。 その後、昔の旅籠で現在は釣り具店として営業している新宮屋で店主の若林さんの出迎えを受け無事ゴールしました。 前半、雪に見舞われるなど寒い中の長距離ウォークでしたが、ところどころで地元の方に温かいおもてなしを受けまた自然や町並みなど昔の旅人の気分に浸りながらとても充実した旅でした。 (行程距離およそ35キロ、総歩数39,445歩【レポーター調べ】) ■熊野古道を長距離歩こう〜 江戸時代の旅人は1日にどれだけ歩いたのか 〜 行程 (前半) JR紀伊長島駅 … 嵐屋、長島魚まち … 加田 … 一石峠 … 古里 … 道瀬 … 三浦峠(熊谷道) … 三浦 … 始神峠 … 明治道の山口さん宅 … (後半) 馬瀬 … 上里 … 庄次屋 … 中里 … 新田 … 中新田 … 船津 … 相賀 … 便ノ山 … 馬越峠 … 中井町 …新宮屋、まちかどHOTセンター … JR尾鷲駅 ※ルート図(後半)
大きな地図で見る →ピンクのラインは時間の都合上、今回ルートの変更をした部分です。 ■紀伊半島みる観る探検隊「熊野古道を長距離歩こう〜 江戸時代の旅人は1日にどれだけ歩いたのか 〜」スライドショー
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上里の庄次屋で温かいぜんざいのおもてなしを受けました |
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ゴールの中井町では北京園さんと弥次喜多さんに出迎えを受けました |
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