1月24日(土)にくまの体験企画による紀伊半島みる観る探検隊「熊野古道を長距離歩こう〜 江戸時代の旅人は1日にどれだけ歩いたのか 〜」が開催されました。 これは江戸時代の道中記などから熊野古道伊勢路を歩く熊野詣の行程において朝、長島の旅館街を出発して尾鷲の中井町周辺で泊まることが多いなどから、今回できるかぎり古道や旧熊野街道を使ってその行程35キロを歩くもので、当日はJR紀伊長島駅に8時40分に集合、ほぼ定員の12名の方が参加されました。この日の朝は晴天でしたが大変冷え込んでおり寒い中を歩き出しました。 最初の長島の町では「魚まち歩観会」の方がこの企画のためにガイドを引き受けていただき、魚まち長島の史跡や昔のまちの様子などフリップと写真を使いながら案内いただきました。 役場の紀伊長島総合支所で歩観会の方と別れいざ最初の峠である一石峠に向かいます。このころから晴天だった雲いきが怪しくなりだんだん小雪が舞い始めました。一石峠を抜けると古里の町に出ます。古里では名物のみかん畑でハッサクなどがたわわに実る様子がみられました。 そして古里から美しい景色の紀伊の松島を横目にサボ鼻水平道をとおり道瀬にさしかかったところで、小雪が吹雪になり始めました。そんな状態で2つ目の峠である三浦峠を歩き、三野瀬駅の方にでました。ここでいよいよ雪が本降りになり大変寒い状態でしたが、参加者の皆さんはまだまだ元気で、3つ目の峠である始神峠に向かいます。 始神峠に登ると眼下の景色は普段見られない雪景色でとても南国、東紀州とは思えない光景でした。始神峠を下り馬瀬に出ると「始神峠の東屋」という看板が、ここで普段、来訪者におもてなしをしている山口さんのお庭でみんなようやくの昼食タイムになります。山口さんのご厚意で温かい甘酒が振る舞われ皆さん冷えた体を暖めました。(後半へつづく) ■熊野古道を長距離歩こう〜 江戸時代の旅人は1日にどれだけ歩いたのか 〜 行程 (前半) JR紀伊長島駅 … 嵐屋、長島魚まち … 加田 … 一石峠 … 古里 … 道瀬 … 三浦峠(熊谷道) … 三浦 … 始神峠 … 明治道の山口さん宅 … (後半) 馬瀬 … 上里 … 庄次屋 … 中里 … 新田 … 中新田 … 船津 … 相賀 … 便ノ山 … 馬越峠 … 中井町 …新宮屋、まちかどHOTセンター … JR尾鷲駅 ※ルート図(前半)
大きな地図で見る ■紀伊半島みる観る探検隊「熊野古道を長距離歩こう〜 江戸時代の旅人は1日にどれだけ歩いたのか 〜」スライドショー
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魚まち長島では「魚まち歩観会」の和手さん、植田さんにご案内いただきました |
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始神峠を降りた馬瀬では山口さんに温かい甘酒のおもてなしを受けました |
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