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ホーム >> イベント報告 >> 1/12 古式捕鯨を再現した伝統の祭「ハラソ祭」
イベント報告

1/12 古式捕鯨を再現した伝統の祭「ハラソ祭」(2009/01/12)  

1月12日(月・祝)、尾鷲市南部の梶賀地区で古式捕鯨を再現した伝統の祭「ハラソ祭」が行われました(例年1月第2月曜日【成人の日】に開催)。
この祭りは江戸時代に盛んだった鯨漁を伝えるもので、鯨の供養を行ったあと「ハラソ、ハラソ」のかけ声とともに八丁櫓を操る古式の漕法や、鯨に銛を打ち込む当時の捕鯨の様子を再現しています。
今年はハラソ船の出航、もちまきのほか、ソーラン踊りなどの演舞や飲食・販売コーナーも行われており、会場でお祭りを楽しめました。

祭り当日10時より梶賀漁港でソーラン踊りが行われ祭りを大いに盛り上げました。
そして11時より子ども太鼓がなる中、大漁旗を後ろにつけた和船に地元の男衆と希望者を乗せて梶賀漁港を出発し、隣の曽根集落、飛鳥神社前の港へ移動します。
曽根につくと、男衆らはそれぞれに赤や白の衣装に着替え、さらに顔全体を白く塗り、その上に口紅で歌舞伎のくまどりのような模様をつけ化粧をします。
その後梶賀に戻る途中曽根の港で、「ハラソ!ハラソ!」とのかけ声とともに魯を使って船をこぎ、モリで鯨を射止める様子を3度繰り返しました。

そして13時頃、子ども太鼓が出迎える中、梶賀漁港に戻りモリで鯨を射止める様子を再現しながら港に近づき、岸壁に接岸すると船の上から岸壁に向かって餅まきをして締めくくりました。
寒い日でしたが、青空がきれいな天候に恵まれ、多くのマスコミやアマチュアカメラマン、見物客が訪れ、今年のハラソ祭りを楽しみました。

会場では梶賀でしか食べられない名物のあぶりがあったのですが、到着した時には既に売り切れでした。
他にエゴマもちや地元の栃(トチ)を使ったようかんなど地元産品を食べられる「飲食・販売コーナー」も賑わっていました。

■2009年ハラソ祭りのスケジュール
10:00〜12:00
○ソーラン踊り
【出演順】
1.総踊り
2.おわせ八天会
3.式部
4.鷲飈躍
5.へのへのもへ座
6.梵天
7.輪内キッズ
8.総踊り
9.おわせ八天会
10.式部
11.鷲飈躍
12.へのへのもへ座
13.梵天
14.輪内キッズ
15.総踊り

11:00〜
○ハラソ船出航

◆和太鼓ハラソによる見送り太鼓
三木浦子供太鼓
12:15〜12:40

13:00〜
ハラソ船入港
◆和太鼓ハラソによる出迎え太鼓
◆モチまき

関連リンク
2005年ハラソ祭(1月10日)
梶賀地区でしか作られていない料理「あぶり」

■ハラソ祭の模様(スライドショー)

※ご覧いただくにはActiveXが必要です(ActiveXが導入できない場合はココをご覧ください)。


バックナンバー
イベント報告
曽根の港でおこなわれた捕鯨の様子の再現

イベント報告
会場の物産テント

イベント報告
曽根の港、飛鳥神社近くで男たちは隈取りの化粧を施します。

イベント報告
梶賀漁港にもどってきた船、大漁旗が美しく風になびきます。

イベント報告
最後の餅まき、大勢の人が餅を拾いました。
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