年明けに熊野市の各家々を回る伊勢大神楽(いせだいかぐら)講社が今年も巡ってきました。 遠くから笛や太鼓の音が聞こえてくるのがお正月の楽しみになっています。 今年は、昨年新しい命が誕生したことを告げると、産着を刀に通し、獅子舞がそれをくわえて舞い、まだ幼い子供の健康を祈ってくれました。 幼い子供はその後、獅子舞に頭をかまれて大泣き、きっと良い思い出です。 それから、家の敷地内で2つの獅子舞が刀を持って舞い、その後鈴などの鳴り物を持って舞い、今年のお祓いがおこなわれました。 最後に子どもたちが、それぞれ頭を噛んでもらい無病息災・学業向上を願いました。 毎年、訪れる伊勢大神楽(いせだいかぐら)講社は国指定の重要無形民俗文化財となっており、今年は、岩田書店から昨年出版された「神と旅する大夫さん」(著:北川央氏)という、長く続く「伊勢大神楽」について詳しく書かれ、多くの写真が掲載されている書籍をいただきました。 その中に「大神楽」とは人々が輪になって囲み、和み楽しむものであると意味付けていると記されていました。 今年も和み楽しの多い年になってくれることを願いつつ、お正月らしい太鼓と笛、獅子舞を楽しみました。 ●重要無形民俗文化財 伊勢大神楽(いせだいかぐら)講社
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