三重県最南端の基幹病院である紀南病院(野口学院長)。12月6日午後、御浜町役場くろしおホールにおいて同病院内科の西久保公映副院長を座長に公開講演会が行われました。 当日は、託児所も用意され南牟婁郡2町、熊野市をはじめ新宮市からも一般住民や医療関係者多数が参加しました。 まず最初に、遠路より東京大学大学院医学系研究科老年社金科学分野講師、健康学博士の高橋都内科医師が「がんになっても人生は続く」と題し講演。 実際の内科診察のかたわら、がん治療中の患者さん本人や家族の方々の生活面等に関するケアや研究に従事される専門家で、『がん診断後』も自分らしく生きるヒントにと、家族の愛情が大切、患者さん自身からも積極的に主治医や医療を提供する側との信頼関係を築きましょう。と豊富な事例、経験例をもとに講演。講演後の会場からの病気に関する色々な質問にも分かり易く答え集まった聴衆に感銘を与えた。 この紀南病院公開講演は、同病院の他に三重大学大学院医学系研究科地域医療学講座(武田裕子教授)がコーディネート。同教授も会場に立会い、参加者からの質問にも丁寧に対応された。 引き続き、患者さんとそのご家族に支援出来ればと、来月同病院内に紀南地方で初めて発足する「がん患者さんと家族の会」について田中看護師が説明。 「この度、病気ケアなどの情報交換やお気軽に相談できる場所と環境作りになればと、院内の各職員にサポートメンバーを募り活動する事となりました。 皆様に少しでもお手伝い出来ればと願っています。ぜひ、お気軽にご参加下さい」と呼びかけた。 尚、第1回目の会合は、1月31日(土)午後2時〜午後4時。場所は、紀南病院4階講義室。 詳しくは、同病院05979-2-1333に「患者と家族会について」とお問い合わせ下さい。 ◆関連リンク 三重大学大学院医学系研究科地域医療学講座 紀南病院
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