熊野市青少年育成市民会議の傘下組織で、同市海岸部の須野町、甫母町、二木島里町、二木島町、遊木町が対象地区となる荒坂地区青少年育成町民会議(下地通有会長)が、12月6日(土)午前、地域における老若男女の皆さん方のふれあいを大切にと「須野であそぼう」と題し須野町の旧荒坂小学校須野分校グラウンドを会場に開催されました。 当日は、予期せず前夜から今季2度目となる寒波到来で、参集人数が心配されましたが天候は晴天で前日より8℃(早朝温度)低い気温の中にもかかわらず、ボランティアを含め計100名が参加しました。過疎・高齢化が進む各地域同様、須野町もご多分に漏れず市内でも過疎化が顕著で普段、この地での生活者が3名(いずれも80歳代)で閑散とした地ながら、老いも若きも楽しい歓声を伴い賑やかに行われました。 開催に際し、下地会長が「当組織発足の歴史は非常に古いのですが、名実ともにこの地区での青少年育成のため、更なる実働が必要ではないかと今回企画致しました。予期せぬ寒波で肌寒い中、大勢の皆さんにご参加頂きありがとうございます。ふれあいを大切にと竹とんぼ、お手玉はじめ各種の昔懐かしい遊戯をボランティアの皆様のお力をお借りしてご用意しました。本日は年齢性別を問わずお楽しみください」と挨拶。 彫刻刀を手に手にボランティアのおじさんたちが製作する手作りの竹とんぼは、大人気で他にお手玉・あや取り・コマ回し等を通じ、年齢を超えて楽しい時間を過ごされました。また、愛好家に高齢者が多いグラウンドゴルフにも若年者が、複数参加し多いに楽しんだ様子でした。 お昼には、荒坂中学校生の皆さんと地元の方の合作による”特製ふれあいカレーライス”に参加者一同舌鼓を打った様で、また焼き芋、焼きたてのサンマの丸干しや開きなども好評の様子でした。担当されたみなさんは、「これを気に、今後もこの地域における青少年健全育成のため実りある活動を積極的に取り組もう」と話されていました。
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会場となった旧荒坂小学校須野分校グラウンドの様子。 |
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若い頃の杵塚(きねづか)。彫刻刀を手に黙々と製作に励む皆さんの様子。 |
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澄み渡る青天下、イベント開催中ながら沖を眺める風景。 |
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