11月30日(日)とても良いお天気に恵まれ第17回目を迎えた「かやの木祭り」が、熊野市五郷町湯ノ谷で午前10時から開催されました。 「かやの木祭り」は、地元有志らでつくる「かやの木会」(尾中鋼治会長)が熊野市文化財のかやの木と元庄屋の旧尾中鋼治邸を利用し、地域間の交流を深めるためにおこなわれています。 熊野市五郷町の国道309号からさらに山の中に入った所に湯ノ谷の集落があります。普段はとても静かですが今日はお祭り、朝から大きなかやの木を目指して多くの車が向かいました。 会場となるかやの木と元庄屋の旧尾中鋼治邸では、ステージを邸内につくり、庭ではイノシシ肉をつかった山賊鍋が振る舞われ、トチ餅や栢の実をつかったお菓子、椎茸のホダ木が売られていました。 会場から少し離れた所では野点がおこなわれ、栢の実を使った和菓子と抹茶がだされ、美しく紅葉した山々をのんびりと眺めながら過ごすことができました。 午前10時35分からは、木挽き体験、木登り体験がおこなわれました。大きな丸太にのこぎりを入れる木挽き体験では、熊野木挽き歌が尺八の演奏とともにおこなわれ、静かな山里に心地よく響き渡りました。 木登りでは、カルコという簡単な道具だけで高い木の上に登って行く技術を、尾中鋼治さんが実演。集まった観客から拍手がおこりました。 その後お昼からは、カラオケ大会や泉州相撲甚句などがおこなわれ、山里の祭りは過ぎて行きました。 今年は、温かなお天気に恵まれ、美しい栢ノ木の巨木が青空に美しく映えていました。
|
|