11月23日(日)午前10時より熊野の山里育生町赤倉にある丹倉(あかぐら)神社で例祭がおこなわれました。 丹倉神社は花の窟神社の次ぐ古い歴史のある神社と言われており、近年では朝日新聞や雑誌「広告」などにも取り上げられています。 熊野の深い山の中にあり、苔むした石積みに囲まれ、鎮座する大岩は、熊野に多く残る巨岩信仰の一つです。 地元の方、地元出身の方による般若心経を読み上げる神事がおこなわれ、その後今年は特別に巫女による浦安の舞の奉納、福女(ふくめ)による里神楽の奉納がおこなわれました。 静かな山の中で巫女が浦安の舞を大岩の前で捧げ、参加した人たちに鈴をあたえました。 そして熊野鬼城太鼓の大西氏がたたく和太鼓で里神楽が始まりました。打ち鳴らす太鼓の音に誘われて、福女(ふくめ)が舞いました。 古来、日本の祭りがそうであったように、豊作に感謝し、また今後の無事を神に祈り、そして捧げ、祝う。 たくさんの祭りがこの地方から消えて行く時代の中で、多くの人が暮らし、人が行き交う里だった頃の赤倉を見た様に思えました。 その後、御座が敷かれ宴が始まりました。 持ち寄ったさんま寿司やあまご寿司、あたたかなスープ、いろんなおかず、そして日本酒を飲みながら過ごします。 今年は、始めて来た方もいて、静かで厳かな祭りがとても良かったと話していました。 最後には、餅まきがおこなわれ、丹倉神社の例祭が終わりました。 来年からは、11月の最初の日曜日におこなわれます。 ◆関連リンク 赤倉水産 丹倉神社マップ(Googleマップ)
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