1月16日(日)前日の雨が嘘のような快晴のもと「鯛養殖と鯛さばき体験」のイベントが開催された。昨年の台風の影響で鯛養殖業も約8割は打撃を受け、イベント開催も不安視されたが、その奇跡的に無事だった鯛を惜しげもなく提供してくださるということでイベントが実現。なんともありがたくラッキーな一日となった。 海山町役場で受付とスケジュールの説明の後、引本港へ移動。港には揚がったばかりの「ビンチョウマグロ」(地元ではトンボマグロやトンボシビと呼ばれるとのこと)が・・・。気分は一気に盛り上がった。 鯛養殖業を営む太っ腹の浜田さんから、今も残る台風の影響なども交えて話を聞き、浜田さんの船「尚栄丸」に乗って養殖場へ。まずはエビと米ぬかと・・・と栄養満点の餌やり(ペレット状のもの)。夕べから餌を与えず腹ペコ状態にしてもらったものの、寒さのせいで喰い付きは今ひとつ。でも我々にとって一番おいしい鯛の旬はやっぱり冬!とのこと。ここでお土産用の鯛を釣る「鯛釣り」。餌を生餌(エビ)にしたせいか、大人も子どもも針が曲がるほどの大物を次々と釣り上げ、船上は大盛り上がり!尚栄丸は大ピンチか? その後は引本湾を遊覧。点点と浮かぶ島や岩、海から見る町なみや山々、「楯が崎」か「瀞峡」かと思わせる幽玄・荘厳な岩肌、探検したくなる魅惑的な洞窟への入口など「この遊覧だけで参加費の元は取った」と参加者は寒さも忘れて大絶賛。 興奮冷めやらぬ面持ちで帰港し、次は引本公民館で鯛さばきと鯛料理の体験。参加者は板前と化した浜田船長の説明を聞き、手元を食い入るように見つめた。浜田さんの奥さんと娘さんも講師役で加わり、包丁の持ち方、鯛や自分の体の位置、安全で簡単な処理など丁寧に指導してもらい、家族が協力してお土産の鯛をさばいてお持ち帰り。釣り好きで魚の扱いに慣れた様子の大阪から参加の親子も「きちんと教えてもらって本当に良かった」と大感激。 見本でさばいた鯛は、コリコリ新鮮なお刺身・旨味たっぷりすっきりの鯛汁・湯引きでさっぱり皮の細切りになり、奥さんの用意してくださった特別メニューの「鯛めし」も加わって豪華な試食会。参加者はおいしく楽しい一日に大満足の様子で、次回や来年度のイベントについてもしっかり情報収集をして帰路についた。 レシピ 写真のスライドショー
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