快晴に恵まれた日曜日の10月12日、木本神社例大祭がおこなわれました。 午前10時から神事がおこなわれ、祝詞奏上、浦安の舞、玉串奉典、御神輿への神移しがおこなわれ、正午から木本神社を出発し、木本の町を練り歩きます。 今年は、20年ぶりに稲荷山車を早い時期から若衆が担ぎながら町を練り歩き、いつもより威勢の良いかけ声が響きました。 木本祭りのもう一つの大きな特長の六法(方)行列も、隈取りをした子どもたちが沿道で見守る多くの人の間を太鼓や笛に合わせながら、かけ声とともに進んで行きました。 今年は、御神輿の浜担ぎも見に行きました。夕焼けに染まる七里御浜海岸を進み、熊野灘の海水をかけて清め戻る行事で、浜辺には大勢の関係者と観客が見守り、夜の闇が追いかけ始め月が輝き始める中、全身全霊をかけ御神輿を担ぐ若衆に見とれました。 木本神社例大祭がおこなわれる木本町は、江戸時代に紀州徳川家の本藩公領地として『奥熊野代官所』が置かれ、熊野地方(熊野川以東から三重県北牟婁郡紀北町)の中心地として栄えた町です。木本神社は、もともと「若一王子権現」(“若一王子”は天照大神を意味します)と言われ、新田地区にあったものを現在地に遷座したと言われています。 慶長13年(1608年)の遷宮棟札が現存しており、その頃から祭礼が行われています。 今年の木本祭りのスケジュール 10月11日宵宮祭(例大祭前日)19:00 「稲荷山車(ダンジリ)」19:30 神社到着 20:15 「六法(方)行列」木本神社到着 20:35 「よいや」木本神社到着 20:40 「子どもみこし」木本神社到着 20:45 「元宮太鼓」木本神社到着 10月12日例大祭 10:00 神事(祝詞奏上、浦安の舞、玉串奉典、御神輿への神移し) 正午頃から「稲荷山車」が“御旅所(稲荷神社)”へ出発 「御神輿」出発 「六法(方)行列」出発 「よいや」出発 「子どもみこし」出発 「元宮太鼓」出発 17:00頃「御神輿」が“御旅所”から出発“浜担ぎ” 24:00頃「御神輿」が木本神社に到着 熊野市百科大事典:祭りと催し『木本神社 祭礼 』 2007年10/7 木本神社例大祭 2006年10/8 木本祭り
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