平成20年10月2日(木) 世界遺産「花の窟神社(熊野市有馬町)」秋期例大祭が午前10時よりおこなわれました。 台風15号の雨が心配されましたが、10月1日の宵宮も快晴に恵まれ、有馬町内20ヶ所で「もちまき」がおこなわれ、多くの人が花車からまかれる餅をひらい、賑わいました。 2日(木)も秋の青空が広がる最高のお天気に恵まれ、午前10時より秋期例大祭が滞りなくおこなわれました。 長さ約160メートルの稲わらで編まれた大綱を架ける「お綱かけ」神事から始まる花の窟神社の祭りは、午前10時に神官とお綱神事をおこなう氏子7名がお祓いを受け、花の窟ご神体の大岩の上に登ります。今回は氏子のみなさんについて登り、ご神体から見るお綱かけ神事を青い海と青空が美しく広がる岩の上から見させていただきました。 花の窟は、イザナミノミコトの御陵と言われ、日本書紀に記されています。熊野三山や伊勢神宮の祖であり、その歴史の深さがうかがえる例大祭はとても神秘的です。 普段は見ることの出来ないご神体での神事は、縄を下ろし「お綱」を引き上げ、固定する事が役目となっています。 その作業の流れや縄の結び方、結び目に入れる力餅、結び目を細い稲わらの紐できちんと巻いて完成となります。 その後、お綱は多くの人の手によって、七里御浜海岸へと引かれ、途中にある柱の先にひかけられことで神事は終わりを迎えます。 無事お綱がかけられたことを確認すると氏子のみなさんは、俵を下ろし、上から餅を下にまき終え、降ります。 約1時間にわたってお綱かけ神事がおこなわれ、その後巫女の「浦安の舞い」が奉納され、保育園児・幼稚園児たちによる白石奉納などがおこなわれ、最後はやはり餅をまいて終わります。 神社前では、今年できたばかりの古代米を使ったおにぎりや食パンが売られており多くの人が買い求めていました。 ◆関連リンク 2007年10月2日 世界遺産「花の窟神社」秋期例大祭 2007年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 2006年2月2日 「花の窟神社」春期例大祭 花の窟神社春季例大祭の準備「縄ない」 花の窟神社 もう一つのお綱かけ神事
|
お白州引きの花車からまかれるお餅、たくさんの人が参加。私も5個ほどひらえました。 |
|
|