O-157等の大腸菌や塩素でも死滅しない「クリプトスポリジューム」等の原虫、雑菌類を確実に除去し、おいしい水の素であるミネラル成分は残すという最新鋭のろ過機能を持つ、株式会社IHIシバウラ製の浄水装置(SMG13EB)を用いた取り扱い説明・試運転会が、5月27日(火)午後1時30分より熊野漁協遊木浦支所において、遊木自主防災会を中心とした住民、消防団遊木班並びに、熊野市水道課、防災対策推進課職員の総勢50人が参加し、浄水装置メーカーの担当者も出席して行われました。 同装置は、大規模地震時などに上水道が破損し断水状態の緊急時において、身の回りの水源になり得るプールなどから飲料水を確保することを目的に平成19年度に遊木自主防災倉庫に配備されていたもので、大勢が参加し合同による試運転会は今回が初となるもの。 最初にメーカー担当者から浄水装置のデモンストレーションが行われ、その後に、参加者を代表し浜中 康 遊木自主防災会長ら数名が、実際の操作を行った。 結果として、今回用意された沈殿の仕切っていない赤土のにごり水では完全に浄水化することはできなかったが、実際に操作を体験し、操作方法を習得するいい機会となった。この装置は1時間当たり2トンのプールなどの水を浄水する性能があり、ガソリンポンプと手動ポンプの併用が可能との事。 見学していた住民が、「遊木は、山からの沸き水も豊富な土地柄。でも震災発生時、浄水ろ過された水は非常に大切。自主防の皆さんはじめ地元の大勢の皆さんが自主的に地域を守ろうと努力してくれている。大変ありがたい」と話していた。 ◆関連リンク
株式会社IHIシバウラ製 浄水装置(SMG13EB) 当日の模様(動画 収録時間:4分32秒・遊木わいわいWeb内)
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浜中 康 遊木自主防災会長を中心に説明に聞き入る住民 |
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株式会社IHIシバウラ製の浄水装置(SMG13EB) |
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