少し前になりますが5月2日〜4日まで紀北町紀伊長島区出身でタイ北部で山岳少数民族の子ども達のための教育支援活動を行なっている中野穂積さん(※)が同国で運営する山岳少数民族の子どもたちのための生徒寮「暁の家」での活動状況の写真展示や民族衣装&民芸品の展示会をJR紀伊長島駅前のふれあい広場マンドロで行いました(3日には中野さんの報告会も開かれました)。 会場では、中野さんが支援するタイ北部の山岳少数民族(リス族、ラフ族、ヤオ族、カレン族、モン族、アカ族)の鮮やかな色彩の民族衣装や装飾品などが展示されました。 また生徒寮「暁の家」での模様を写した写真も展示され元気に共同生活をしている子どもたちの姿が印象的でした。 中野さん活動については紀伊長島区で中野さんを支援している国際交流団体ウォンクロム(http://www.mief.or.jp/jp/exchange/group/group_12.html)まで。 ※中野穂積さんの活動について 中野さんはOL生活のかたわらタイ留学生との出会いからタイ北部の山岳民族に興味を持ち1984年に単身でタイに渡り、ボランティア活動を開始。山岳少数民族の村には中学校がなく、進学するには親元を離れて数百キロ先の寄宿舎で生活をしなければならず文化的、経済的な負担が大きく少数民族の子どもたち進学の機会を妨げていました。 そこで少数民族の子どもたちに高等教育の機会をあたえたいと中学の近くに1987年に最初の生徒寮「リス寮」を設立、さらに1995年に生徒寮「暁の家」を設立さらに奨学金制度も設けてそれら少数民族の子どもたちの教育レベルの向上を図っています(リス寮は暁の家設立により2000年に閉鎖)。 現在、生徒寮の運営費は支援団体からの寄付や手芸品などの販売による利益でまかなわれています。
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